2023.10.24(火)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比62.80円高と4日ぶり反発。きょうの東京市場では日経平均が朝方は高く始まった。前日までの3営業日で合計1000円以上も水準を切り下げていたことで、目先リバウンド狙いの買いが先行したが、朝方の上昇一巡後は売りが優勢となり、下値を探る展開に。中東情勢の不透明感や高止まりする米金利動向への警戒感からリスク回避目的の売りが止まらず、一時は400円以上も下落する場面があった。しかし、前場後半を境に日経平均は下げ渋る形に。後場寄りに一段安で始まったものの、その後は再び戻り足となり、プラス圏に浮上。3万1000円台を回復すると上値も重く、結局60円あまりの上昇で取引を終えた。期限付き所得減税など政府の経済対策の内容が伝わったことで、小売関連株の一角に買いが向かった。また、鉄鋼株の一角も買われ、全体株価の下支え効果を発揮した。
日銀は24日、9月の物価の基調を示す3指標のうち「加重中央値」が前年同月比2.0%上昇した、と発表した。8月より伸びがさらに拡大し、比較可能な2001年1月以降で最高となった。加重中央値が2%台となるのは初めて。
中国株式市場は小幅高。香港株式市場は下落した。中国政府系投資会社の中央匯金投資による上場投資信託(ETF)購入にもかかわらず、投資家の信頼感は依然として弱い。
欧州株式市場は小幅反発して取引を終えた。ユーロ圏の経済指標は低調だったものの、欧州や米国の企業への業績期待感が相場を押し上げた。ユーロ圏の10月のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)は低下し、リセッション(景気後退)に陥る恐れがあることが示された。
米国株式市場は急伸して取引を終えた。堅調な企業決算や業績見通しの上方修正が相次ぎ、投資家のリスク選好意欲が高まった。米10年債利回りの上昇が一服したことも支援材料となり、金利動向に敏感な超大型株が買われ、主要株価3指数がそろって上昇した。第3・四半期決算発表シーズンが本格化し、S&P総合500種構成企業の3分の1近くが週内に発表を予定している。
米マイクロソフトが24日発表した第1・四半期(7━9月)決算は売上高が市場予想を上回った。クラウドサービスとパソコン向けソフトの好調がけん引した。売上高は13%増の565億ドル。LSEGのデータによると、アナリスト予想は545億2000万ドルだった。1株利益は2.99ドルと、アナリスト予想の2.65ドルを上回った。株価は引け後の時間外取引で4.2%上昇した。
↓10/24 (火) 経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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