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2023.6.21(水)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比186.23円高と続伸。取引開始時はリスクオフの流れが意識されていた。前日の欧州株市場がほぼ全面安商状で、米国株市場でもNYダウなど主要株価指数がいずれも下落しており、これを受けて日経平均は下落して始まった。しかし、その後は海外投資家とみられる買いが下値を拾う形で戻り足となった。中国経済の減速が取り沙汰されるなか、中国・上海株や香港株などが安く手控えムードは拭えなかったが、取引時間中に外国為替市場でドル高・円安に振れたことが追い風となった。先物主導のインデックス買いや、指数寄与度の高いハイテク値がさ株が買われたことで、日経平均が押し上げられた面もある。値上がり銘柄数は全体の6割にとどまったが、売買代金は前日と同水準の3兆9000億円弱まで膨らみ、商いは活況だった。

  • 日本政府観光局(JNTO)が21日発表した5月の訪日外国人客数は189万8900人(推計)だった。桜シーズン後の閑散期で、前月の194万9100人から減少した。新型コロナウイルス流行前の19年同月比では31.5%減だった。国・地域別では韓国が51万5700人で最も多く、次いで台湾の30万3300人、米国の18万3400人、香港の15万4400人。中国は13万4400人で、両国の水際規制緩和の影響や直行便数の増加もあり、前月の10万8300人から増加した。19年同月比では82.2%減。

  • 中国・香港株式市場は続落して取引を終えた。中国当局による景気刺激策が失望を誘い、アナリストの間で追加緩和論が強まっている。一方、バイデン米大統領が中国の習近平国家主席を独裁者と表現したことが市場心理に打撃を与えた。中国株は2カ月ぶりの大幅安。

  • 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は21日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言を行い、経済が現在の方向で推移する場合、FRBは一段の利上げを実施するということが「かなり正確な推測」になると述べた。パウエル議長は約3時間に及んだ証言の質疑応答部分で、13─14日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送ったことについて、「一時停止(pause)」とは見なしていないとし、FRB当局者の過半数が年内にあと2回の0.25%ポイントの利上げが行われる可能性があると予測していると指摘。「われわれは一時停止という言葉を使っていない。今日ここで使うこともない」とし、FRBが先週発表した最新の金利・経済見通しに年内にあと2回の利上げが実施されるとの見通しが盛り込まれたことについて「経済がほぼ予想通りに推移した場合にどうなるかをかなり正確に推測したものだ」と述べた。

  • 米国株式市場は続落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で、追加利上げの可能性を改めて示唆したことが圧迫材料となった。
    ハイテク関連の大型株を中心に売りが優勢となり、主要株価3指数がいずれも3営業日続落。マイクロソフトやエヌビディアなど人工知能(AI)関連銘柄や電気自動車(EV)大手テスラの下げが相場を圧迫した。

↓6/21(水)経済指標をまとめました。

2023/6/21

今後の重要イベント

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