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2023.12.7(木)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比587.59円安と急反落。きょうの東京市場はリスク回避の流れが再び強まった。前日に日経平均は先物に引き上げられる形で670円あまりの急伸を示したが、きょうはその逆の展開で前日の上昇分の大半を吐き出した。米国株市場では11月のADP全米雇用リポートが事前予想を下回り、長期金利が低下したもののハイテク株中心に軟調な地合いだった。ただ、ナスダック指数の下落率は0.6%に過ぎず、東京市場だけが過度にリスクオフに傾く結果となった。取引時間中は外国為替市場で円が買われ、円高方向に振れたことも下げを助長した。日経平均の下げ幅は一時600円を超えたが、後場は3万2000円台後半でもみ合う展開となり、大引けはやや下げ渋って着地している。値下がり銘柄数は全体の83%を占めたが前引け時点より数は減っている。全体売買代金は3兆7000億円台で今週に入ってからは最も高水準となった。

  • 中国株式市場では優良株指数が約5年ぶりの安値で終了した。香港株も下落した。格付け会社ムーディーズが中国・香港の格付け見通しを引き下げたことを受けて景気回復への懸念が強まった。この日発表された中国貿易統計も力強さに欠ける内容だった。上海総合指数終値は2.7273ポイント(0.09%)安の2966.2061。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数終値は8.316ポイント(0.24%)安の3391.282と、2019年2月以来の安値を付けた。ハンセン指数終値は117.37ポイント(0.71%)安の1万6345.89。

  • 欧州株式市場は反落して取引を終えた。ユーロ圏最大の経済大国ドイツの鉱工業部門が引き続き重しとなるとの懸念が強まり、経済への懸念を背景に売りが優勢だった。ドイツのDAX指数は0.16%下落した。6日には過去最高値を付けていた。ドイツの10月の鉱工業生産指数は前月から0.4%低下し、0.2%上昇の市場予想に反して下げた。

  • 米国株式市場は反発して取引を終えた。人工知能(AI)を巡る楽観的な見方からアルファベット、アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)を中心に大型株に買いが入り、ナスダック総合が指数の上げを主導した。グーグルの持ち株会社アルファベットは6日、AI基盤技術で高性
    能の「Gemini(ジェミニ)」を投入すると発表。株価は5.3%
    上昇した。AMDは10%近く急伸。同社のデータセンター向けAIチップ市場が今年450億ドルに達する可能性があるとの見方を示したことが好感された。

↓12/7 (木) 経済指標をまとめました。

2023/12/7

今後の重要イベント

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