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2023.8.4(金)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均は、前営業日比33.47円高と小幅に反発して取引を終えた。前日までの2日間で約1300円下落していたことから、押し目買いが入ったほか、決算を受けた個別物色が相場を支えた。一方、米国債格下げの余波が重しとなったほか、今晩発表される7月の米雇用統計の結果を見極めたい投資家も多く、様子見ムードも強かった。

  • 岸田文雄首相は4日、近く衆院解散・総選挙に打って出る可能性について「何も決めていない」と述べた。選挙戦略に先立つ内閣改造・党役員人事に関しても、同様に明言を避けた。官邸での記者会見で語った。政権支持率の下落につながったマイナンバー対応では「デジタル敗戦は今後2度と招かない。公的基盤を一刻も早く整えたいという思いで早期普及に取り組んできた」と強調した。「(マイナカードの)普及の進め方に瑕疵があったとは考えていない」とも言及した。デジタル先進国を実現し、マイナンバーカードを普及させることで「きめ細かい公共サービス、生活サービスを全国津々浦々で効率的に行える公的基盤を一刻も早く整えたい」と重ねて強調し、会見では、国民の不安払しょくに最優先で対応すると表明した。信頼回復策として、首相は、個別データの総点検や再発防止の徹底を掲げ、総点検の中間報告と再発防止策について「8日に総点検本部を開催して公表する」と述べた。

  • 中国、香港両株式市場は上昇。中国人民銀行(中央銀行)と国家発展改革委員会(発改委)の記者会見開催で投資家心理が上向いたが、期待された具体的な施策の説明がなく、上げ幅を縮小して終了した。

  • 欧州株式市場は4日ぶりに反発して取引を終えた。ユーロ圏の成長鈍化に対する懸念はあるものの、米経済の底堅さを示した雇用統計や一部企業の決算が堅調だったのが好感され、買い注文が優勢となった。

  • 米国株式市場は続落。相場は午前の取引で上昇していたものの、引けにかけ下げに転じた。労働市場の減速を示唆する7月の米雇用統計が材料視された。前日引け後に発表した決算への失望感からアップルが売られ、S&P総合500種を圧迫した。アップルは4.8%安と、1日としては昨年9月29日以来の大幅な下げを記録した。3日発表した第3・四半期(7月1日まで)決算は、iPhoneの売上高が減少したものの、売上高と利益は市場予想を上回った。しかし、今期も減収が続くとの見通しを示したことが嫌気された。一方、アマゾン・ドット・コムは8.3%高。3日発表した第2・四半期の業績、および第3・四半期売上高見通しは市場予想を上回った。

  • 米労働省が4日発表した7月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数の伸びは予想を下回ったものの、賃金は底堅い伸びを維持、失業率も低下し、労働市場の引き締まり継続を示唆した。非農業部門雇用者数は18万7000人増と、ロイター調査によるエコノミスト予想の20万人増を下回った。失業率は3.5%で前月の3.6%から低下、50年強ぶりの低水準となった。米連邦準備理事会(FRB)は最新の経済見通しで、失業率が第4・四半期時点で4.1%と予想していた。平均時給は0.4%上昇し6月と同水準。前年比では依然高く4.4%上昇となった

↓8/4(金)経済指標をまとめました。

2023/8/4

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