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2023.8.3(木)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比548.41円安と大幅続落。前日に今年最大の下げ幅を記録した日経平均だったが、きょうも売り圧力の強さは拭えなかった。前日の欧州株市場が全面安に売られたほか、米国株市場でもNYダウが4日ぶりに反落し、金利上昇を警戒してハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げがきつかったことが東京市場でも嫌気された。国内でも日銀の政策修正を背景に10年債利回りが一段と上昇、センチメントが弱気に傾いている。後場取引時間中に円安が進み、日経平均も下げ渋る場面はあったものの、引けにかけて売り直される展開となった。2営業日で1300円あまりの急落となった。値下がり銘柄数は1600を上回りプライム市場全体の9割に達した。なお、売買代金はきょうも4兆円を上回り、これで5営業日連続4兆円以上の売買代金をこなしたことになる。

  • 任天堂がこの日の取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表しており、売上高4613億4100万円(前年同期比50.0%増)、営業利益1854億4100万円(同82.4%増)、純利益1810億1900万円(同52.1%増)となった。「ニンテンドースイッチ」の販売台数は前年同期比13.9%増の391万台となった一方、ソフトウエア販売本数は同26.1%増の5221万本となった。5月に発売した「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」が1851万本と順調な滑り出しとなったほか、4月に公開された映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の興行収入が業績を押し上げた。また、映画の効果もあって「マリオ」関連タイトルも好調に推移した。24年3月期通期業績予想は、売上高1兆4500億円(前期比9.5%減)、営業利益4500億円(同10.8%減)、純利益3400億円(同21.4%減)の従来見通しを据え置いている。

  • イングランド銀行(英中央銀行)は3日、政策金利を5.00%から0.25%ポイント引き上げ、15年ぶりの高水準となる5.25%とした。金利が当面高止まりするとの見方を示した。英中銀は金利の見通しについて「インフレ率を目標の2%に下げるため、必要な期間、十分制約的になるようにする」と表明。「一段と持続的なインフレ圧力の一部リスクが顕在化し始めた可能性がある」と指摘した。昨年、41年ぶりの高水準の11.1%まで上昇したインフレ率は、6月は7.9%まで下がったが、主要国の間では依然最も高い。英中銀は「インフレは経済的ゆとりがない人々に最も打撃を与えるため、インフレを目標の2%まで確実に下げる必要がある」とした。

  • 欧州株式市場は3日続落して取引を終えた。期待外れの決算発表や米国債利回りの上昇を嫌気し、売り注文が優勢となった。STOXX欧州600種指数は2週間超ぶりの安値だった。好調な米民間雇用統計や米政府の四半期定例入札計画の発表を受けて米国債利回りが一時約9カ月ぶりの高水準となり、世界の株価が圧迫された。

  • 米国株式市場は不安定な展開となった後、ほぼ変わらずで終了した。米国
    債利回りの急上昇や一連の経済指標、企業決算などの材料を見極めたいというムードが強かった。長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.198%と昨年11月以来の高水準を付けた。

↓8/3(木)経済指標をまとめました。

2023/8/3

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