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2023.7.21(金)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前日比186.27円安と続落。前日の米株式市場では、NYダウは9日続伸したものの、ハイテク株は売られナスダック指数は下落した。これを受け、東京市場もハイテク株を中心に軟調に推移。日経平均株価は朝方に一時、前日比で400円を超える下落となる場面があったが、売り一巡後は先物を中心に買い戻しが入り下げ渋った。台湾の大手半導体企業、台湾積体電路製造(TSMC)が20日の決算で23年12月期の売上高の予想を下方修正したことが嫌気され、半導体関連株の下落が目立った。後場に入ってからは、来週の日米の金融政策決定会合などが意識され様子見姿勢も強まった。

  • 日銀は27―28日に開く金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決める公算だ。イールドカーブ・コントロール(YCC)の枠組みも維持し、10年金利の変動幅も上下0.5%で据え置かれる可能性が高い。ただ、市場の歪みなど新たな問題が生じた場合などは、効果と副作用を比較し、YCC修正の是非を最終判断する。2024年度、25年度の消費者物価上昇率の見通しは前回4月と大きく変わらない可能性が高い。日銀の動向に詳しい複数の関係筋によると、日銀では賃金上昇を伴う2%物価目標の持続的・安定的な達成に向け、賃金と物価がともに上昇する好循環の兆しが出てきているとの声が目立っている。その半面、海外経済や賃金上昇の持続性への不確実性から目標達成への確信は深まっていない。日銀は金融緩和を粘り続けることで経済を支えていく方針とみられる。

  • 欧州株式市場は4日続伸して取引を終えた。ドイツのソフトウエア大手SAPの売上高の見通しが冴えず、ドイツ株は下落した。テクノロジー株も下げ、週間下落率は今年に入って最大となった。

  • 米国株式市場は主要株価指数がまちまちで取引を終えた。ただダウ工業株30種は小幅高となり10日続伸。約6年ぶりの連騰記録となった。ダウの上昇は米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)と米石油大手シェブロンがそれぞれ1%超上昇したことが寄与した。ダウは年初来で約6%上昇。S&P総合500種は同期間に18%上昇している。

↓7/21(金)経済指標をまとめました。

2023/7/21

今後の重要イベント

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