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いいかげんな読書術1


はじめに

はじめまして。25歳読書好きです。名前は田中敢士と言います。現在は、広島県の湯来町に空き家を購入し、ブックカフェを始めるベく、お家の改装を頑張っているところです。読書術の本を書く人と言うと、これまで1000冊読んだとか、本を読んだ数が一つの実績みたいになったりしますが、今回はそんなことは書きません。まあ僕もそれなりには本を読んできたわけです。

また、僕には実績というものが何一つありません。お好み焼き屋とジムの掛け持ちで働いている普通の人間です。なので、他の読書術を書いている、年商何億で、会社を経営している社長、のような人と僕を比較しては、明らかに僕は劣っている人間になります。ただ僕自身は、そこまで自分をダメな人間と思っているわけではなく、実績も才能もないですが、本を最後まで書き切る力だけはあります。だから、本を書くことを僕は決めたのです。皆のためになるかはわかりません。ただ、皆の心が楽になる読書術を、僕の経験を通して伝えられたらいいなと思っています。

そして、なぜ今回、僕が読書術に関する本を書いているのかと言うと、「みんな読書を難しく考えすぎてはないか」と言うことを伝えたいからです。読書はそんなに難しいものではありません。自由なものです。読みたい箇所を読む。テキトーに開いたページを読む。全部読む。なんでもいいのです。自由こそが継続の秘訣であり、今回の本では、自由に、楽しく、無理なく読める本の読み方を紹介できたらなと思います。

また、ぶっちゃけますが、本は読みたくなければ読まなくていいのです。この本も読みたいと思えば読めばいいのです。読みたくもないのに、なんとか技術を駆使して読もうとすること自体が間違っているのです。読書で自分を苦しめないこと。眠れないのなら、無理して寝ようとしないこと。眠くなるのを待つこと。この本も読むタイミングがくること。読みたいと思った時に読める準備をしておくこと。それだけでいいのです。自分を変に縛ったり、苦しめると、それだけで全てのやる気が失せてしまいます。僕もそうです。「やらなければならない」と感じるとやりたくなくなります。

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