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お手伝いっていいもんだよ。


朝から畑仕事。自分でなんでもできるようになると、買うことが減り、人の役に立てることが増える。その分、お金を使うことが減り、なんなら、お金を貰えたりする。だから、やりたくないことを辞めるには、できることを増やすことが必要で、それは、自炊ができるとか、こまめに掃除ができるとか、畑で野菜を作れるとか、自分で棚を作れるとか、なんでもいい。人がお金を払って手に入れるものを、自分ができるようになればいい。

僕は、畑に関しては全くの無知で、昨日と今日で、お婆ちゃんの家庭菜園の手伝いをしてるけど、ほんの少し知識を手に入れた程度だ。それでも、少しイメージが膨らんだというか、実際に現場で働いている人を見たことで少なからず学びはあった。さつまいもは育てやすいんだな、肥料はジュンテンドーで買えて、こんなものを使うんだな、なんとなくの柵の作り方など、小さな学びだけど、ほんの少しレベルアップした気がする。

また、僕は古民家をリノベーションする中で、DIYの技術を手に入れることができた。本棚やテーブルを作ったり、床を張ったり、壁を作ったりもできる。まだまだ、素人に毛が生えた程度だけどね。

家に残ってた木で作ったテーブル
本棚の外枠が完成


しかし、そのおかげで、畑の柵はこんな風に作ったらもっと強度が増すんじゃないか、などと考えることもできた。これは、一年前の僕には間違いなくできなかった思考で、できることが増えれば、それらが他の作業にも活きてくることを知った。

お手伝いって面倒だなというイメージがあるけど、それは、新たな技術や知識を手に入れることができる貴重な機会でもあるなと感じた。もちろん、既に持っている技術を駆使するお手伝いであれば、面倒だと感じるかもしれないが、お手伝いをすることで、必ず相手は喜んでくれるよ。相手へのGIVEは、プレゼントを渡すことではなく、相手を喜ばせることが本質で、仮にお金を払ってプレゼントを渡したとしても、それで相手が嬉しい気持ちにならなければ、それはGIVEとはいえず、ただの自己満足に過ぎないのだろう。ならば、無料でできる、そして、相手からの頼まれごとであるお手伝いに応えることは、最高のGIVEであることに間違いはない。

そして、できることが増えることは、お手伝いに応えられる幅が広がることでもある。だから、多くの人に役に立ちたい、喜ばれる人間になりたいと思うのであれば、積極的に知らなかったことを知り、真っ先にできることを増やすべきである。そう自分に言い聞かせている。できないことは教えを乞う。時にはお金を払って教えてもらうこともいいだろう。

できることが増えてから毎日が楽しい。趣味が増えた感覚だ。ホームセンターに行っても、この棚は、こうやって作るんだ面白いなと見ることができる。絵を描くようになってから、目に浮かぶ景色の見方も変わった。

大変な世の中だけど、そんな時代を生き抜くための術を、まずは僕自身が手に入れる。そして、僕が先人に教えてもらったように、僕が手に入れた知識や技術をいつか伝える側に回れるよう精一杯今を生きるよ。ではまた。

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