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デザインと創造性を刺激する読書生活:最近読んだ面白い本3選

益々暑くなってきてきましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうかクリエイティブ部の栗本です。
都下に引っ越してからここ2年くらい、毎週末カフェに出掛けて2時間くらい本を読むという習慣を続けています。
読書、自宅だとどうしてもスマホ見たり雑誌読んだり、気が散るんですよね。
なんかカフェの方が賑やかなんですが集中できるんですよね、アレなんでですかね?
このブログもカフェでPCをカチャカチャしながら考えました。お、意識高い系?)
習慣を続けていると月に2、3冊読むペースになってくるのですが、都度書店で本を購入していると
意外と本代が嵩むし読む本が無くなってきてしまうので途中から図書館も利用するようになりました。
図書館をネットで調べたら思ったより近くに市立図書館がありしかも割と広い!静かだし良いですね図書館も。
最新刊はあまり無いですが書店では巡り合わないような本を見つけることがあります。助かるー。
そんな読書生活を送っているワタシが最近読んだ本で面白かった本をデザイン寄りの本から
3冊ほどピックアップしてみました。

半径50メートルのセカイ 超日常的アイデア発見法

まず1冊目は
半径50メートルのセカイ 超日常的アイデア発見法
著者 佐藤オオキ
2020東京オリンピック聖火台やローソンPB商品のパッケージリニューアルなどを
手がけているデザインオフィスnendoの代表佐藤オオキさんが身近なデザインから大掛かりなイベント
までの発想術を綴った本です。読んでいて思ったのはプロジェクトが大きくなればなるほどに
困難が大きくなるところですね。特にオリンピックの聖火台や大阪万博のくだりは行間に苦悩が表れていて
「あーこれは大変だわ」と思いました。

アップルのデザイン ジョブズは“究極”をどう生み出したのか

続いて2冊目は
アップルのデザイン ジョブズは“究極”をどう生み出したのか
編集 日経デザイン

こちらは図書館で巡り合った一冊。iPhoneやApple Watchなどを販売し、
誰もが知っているブランドとなったApple。その優れたAppleプロダクトのデザインの秘密を
色々な角度から解き明かしていく内容です。
前半は製品外観からだけでなく製品の内部設計やGUI(操作感)、AppleStoreの外観から内装にまで
施されたデザインの考え方、
後半は SAMSUNGとの係争やApple(ジョブズ)がとっているデザイン特許などの紹介などです。
特に面白いのは後半この本が発売されたのは10年前(2012年)なのでまだApple Pencilなどは発売される前
でしたがデザイン特許の中にそれと思われる特許があったりワイヤレス充電の特許なども申請されていることです。
でもApple Watchの片鱗が全く見え無いのも面白い。
本書の中でコンセプターの坂井直樹さんが「ジョブズは亡くなる前に10年くらい先のプランまでは残していたと思われる」と
書かれていて、ちょうど今が10年くらい経ったのでジョブズを亡くし右腕だったデザイナー、ジョナサン・アイブ
(若かりしアイブのインタビューも載ってます。)も去ったこの後のAppleが何をしてくるのか楽しみです。

ソニー デジカメ戦記 もがいてつかんだ「弱者の戦略」

最後に3冊目は
ソニー デジカメ戦記 もがいてつかんだ「弱者の戦略」
著者 山中 浩之

本屋で見かけてジャケ買いした一冊。この本は元・ソニーグループ副会長の石塚茂樹さんが
開発にいた頃に手がけたコンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」開発から
役員となって関わった現在主力商品のデジタル一眼レフ「α」シリーズ成功までの
四方山話をインタビュー形式でまとめられたものです。
開発の話がメインなのでデザインからはちょっと離れるのですが「サイバーショット」「α」の両方の
店頭販促デザインに一時期関わっていたことがあるので興味を引きました。
「あーあの頃開発の人はそんなことを思って開発してたのかー...」と思うところもあり、技術的な単語も見たこと
(聞いたこと)ある単語ですんなり入ってくることもあり非常に楽しんで読むことができました。
読み終わった後思わず今のデジカメ界はどうなんだろうと家電量販店に店頭調査してしまいました。

以上今回はデザイナーっぽい?本をピックアップしてみましたがいかがだったでしょうか。
実際はこのような本以外にも小説やエッセイ集、猫の本などジャンルレスで色々読んでみています。
皆さんの読書生活にお役に立てば...

それではまた!

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