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天才だな

知らない人もいるかもだが、東京の笑いを支えてきたのはこの人だと思う。
彼のことをはじめて知ったのは、いつだったかな…。
ニッポン放送の「ラジオビバリー昼ズ」で彼のトークを聞いたときは、えらく頭の回転が早い人だと感じた。

「放送作家」という肩書を筆頭に「ラジオパーソナリティ」「作詞家」「テレビタレント」「エッセイスト」「落語家」「ライブプロデューサー」「俳優」「編集長」…と、なんでもやってしまう。
小学校の卒業文集に「青島幸男になりたい」と書いた男は、日大の落語研究会に入ったあたりから笑いの世界にどっぷり足を突っ込み、卒業後は放送作家の塚田茂の弟子になり、ドリフターズ「8時だョ!全員集合」や「三波伸介の凸凹大学校」などを経て、ラジオ「ビートたけしのオールナイトニッポン」では、たけしのトークの相手をして人気爆発(10年続いた)。
「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」「平成教育委員会」などにも関わり、1998年には落語家・立川藤志郎として真打ち披露公演。
その後にすこし体調を崩し、これからは若手を育てよう…とはじめた「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は、若手の落語家や芸人を積極的に起用しつづけ、多くの喜劇人を育て、36年続く長寿番組となっている。

ビートたけしも松村邦彦も昇太も、この高田文夫が育て上げた気がする。
この人の活動は幅広く深く切りがないので、もっと知りたい人はこの本を読んでください。
芸能界の裏側もいろいろも描かれていて、中身が濃くて面白くて、ニヤニヤしながら数日間は楽しめたよ。

月刊Takada芸能笑学部(月刊Hanadaセレクション)


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