カルディコーヒーファームがなくても、クリスマスがやってくる

寒い季節が得意でない。
体調が優れなくなってしばらくたって、これは仕方がないことだという気持ちが大きくなっていた。

でも、イルミネーションやクリスマスマーケットには興味がある。

でもそこは確実に人と音の渦で、体調が大好調なときでないと、酔ってしまう。

去年までは都内に住んでいて、仕事の帰り道や買い物の合間に、ちょっとしたツリーやイルミネーションを観られた。そして、今思えば、私は某コーヒーショップのおかげで、季節の行事に取り残されずにすんでいたのかもしれない。そう、その店の名は、カルディコーヒーファーム

きっと知らない人はいないだろう、あのあま~いコーヒーの試飲も一度はしたことがあるんじゃないだろうか。ちなみに私は、貧血解消のため、一時期カフェイン断ちをしていたのだが、唯一カルディの試飲のコーヒーは飲んでよしとしていた。あのあま~いコーヒーが楽しみでならなかった。

閑話休題、季節感の話である。

カルディは、季節に大変敏感だ。夏休みが終わればあっという間にハロウィン仕様になり、ハロウィンが終わるなりクリスマス仕様になる。ディスプレイから、試飲用のカップから、紙袋まで。「コーヒーと輸入食品のワンダーショップ」と銘売っているが、お正月やひなまつり、こどもの日などにも合わせた商品も扱っており、自社ブランドのもへじでは、季節もの、通年販売ものも合わせ、和に関わる(たぶん)多様な商品を販売している。私はもへじのきなこねじりが大好物である。この頃は、フォローさせて頂いているだいすきな方が美味しそうなコーヒーの話をなさっているので、ネスカフェゴールドブレンドしかない家庭で育った私も、カルディでとりあえずマイルドカルディ(試飲に使われてるらしいやつ)を買ってみるか、それともまずはスーパーのコーヒーコーナーからせめるか迷っているところだ。

いや、ちがうちがう、そうじゃないんだ、クリスマスの話だ。

そんなこんなで私の生活に大きく食い込んでいたカルディも、転居によりかなり遠くなり(自転車で40分)、キャンベルスープの安売りからも遠ざかった今年は、たぶんクリスマスは極たまにテレビの向こう側に見える遠い景色になっちゃうんだろうな、自分でマイルームを飾る気持ちもないしな、でも、新しい掃除機とブーツくらい自分にプレゼントしちゃおうかな、と新聞の折り込みチラシを見ながら半ばやさぐれて11月を過ごしていた。

そんなとき、このnoteがTwitterに流れてきたのだ。

フォローさせて頂いているルミさんのnoteだった。

このnoteを読んだとき、なんてすごいことを思いつくんだろう!と感激した。アドベントカレンダーにはずっと憧れがあったけれど、それをnoteでやろうだなんて!それまで12月になんかならなければいいのに、とすら思っていたくせに、現金にも、あと数日ではじまるこの企画が楽しみでしかたなくなっていた。

そして今、私は毎日、色々なサンタクロースからのプレゼントを受け取っている。

企画をしてくださったルミさんは、間違いなく大変だっただろう。執筆していらっしゃる方々もみなさん素敵で、ここでしか聞けないであろう逸話を披露してくださっている。とても贅沢だと思う。

勝手なんだけれど、毎日新しいnoteがこれに追加され、読ませていただくたび、私はプレゼントを受け取っている気分になる。というかこれは、立派なプレゼントだと思う。受け取っちゃっていいのかな、私がこんなに楽しんでいいのかな、と思うくらいだ。

単純なのだけれど、遠くのイベントになってしまっていたクリスマスが、いつの間にか近くにやってきていた気持ちにもなっている。

今日はもう14日。もう12月も半分が過ぎるだなんて早すぎる。クリスマスまであと11日。今日は、扉が開いた14篇を読み返した。

25日まで続くこのアドベントカレンダーイベント。考えてみると、知らない皆さんと一緒に楽しんでいるのだよなあ。今まであった色々な企画もそうだ。これは、noteならではのことだろう。

noteの企画は、運営さん主催のものも、参加者の方主催のものも、興味を惹かれるものが多くて楽しい。来年は、わたしも何か、企画やお題に参加してみたい。
普段は「できなかったら恥ずかしいから」と、抱負や希望を口にできない。
でも、今年は早速みつけてしまった。楽しいとき、嬉しいときにこういうことが思いつくのは、いいな。

もしもがあったら、読むことに繋げたいです。