満腹or空腹 勉強にいいのはどっち?
満腹な状態は
集中というのは、脳に血が回っている状態です。
人は満腹になると、体のエネルギーが消化活動に集中するため脳に栄養や血流が満足に回りません。
脳の血流が悪くなると眠くなり、頭の回転も遅くなります。
満腹になればなるほど脳の血流が悪くなるので、眠気も増してしまいます。
腹8分目、可能であれば6分~7分目の食事量で抑えられれば食後でも集中力を維持できます。
そして食事はよくかんで食べましょう。
胃への負担が少なくなって、消化活動の手助けになるし
満腹感も得やすくなりますよ。
テレビを見ながら、携帯を触りながらなどの「ながら作業」の食事も脳の満足度が低くなり食べ過ぎの原因になってしまうのでやめましょう。
空腹な状態は
空腹状態の時に集中力、記憶力が上がると実験でも証明されています。
人は空腹時に、胃からグレリンというホルモンが出ます。
これは空腹状態を体に知らせる働きがあるのですが
その他に記憶力を高めてくれる嬉しい働きもあるのです。
また空腹が続くと人は生命の危機を感じ「食べ物を見つけて生きる」という目的が最優先になるので
集中力や緊張感が高まります。
普段の空腹ではそこまでの危機感を感じることはないと思いますが
満腹時より空腹時の方がより高い集中力を得られます。
頭を使うとお腹が減る?
運動してお腹がすくイメージはありますが、勉強でもお腹はすきます。
頭の中にある脳が使うエネルギーは身体全体の20%あります。
20%といわれても、いまいちピンとこないかもしれませんが
脳はなんと体の他の部分の10倍のエネルギーを使ってます。
脳で使うエネルギーはブドウ糖だけです。
頭を使うとブドウ糖が減り、もし極端に低下してしまうと
脳の神経細胞はエネルギー不足でどんどん死んでしまい危険な状態になります。
こうならないようにブドウ糖の濃度がある程度下がってくると
「お腹すいたよ~」と脳がサインを出します。
脳や気分のリフレッシュに
空腹状態がいいといったばかりですが上記に書いたように
脳のエネルギー不足にならないための軽い間食が効果的です。
集中力を取り戻しつつ、リフレッシュできるおすすめの食べ物は
ナッツ類、バナナ、カカオを多く含んだチョコレート、ガムです。
ただ食べ過ぎには注意で、一気に糖分を補給すると体内の血糖値が急激に上がり、それを下げるためにインスリンという物質が大量に出て
今度は血糖値が下がりすぎて低血糖の状態になってしまいます。
低血糖になると眠たくなったり、頭が痛くなったりするので
摂取量には気をつけましょう。
勉強の合間にご褒美として少量のチョコを食べてみたり
空腹感を利用してこの勉強が終わったら、おいしいご飯が食べられるぞ!と
モチベーションを上げて勉強するのも良いかもしれませんね^^
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