『日向坂で会いましょう』最終問題、導き出された答えは
今回も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。
影山優佳をみておもう。彼女はあまりにも規格外だった。
今回は先日卒業セレモニーも行われた影山優佳の卒業企画【春日はつらいよ さよなら影さん】。この度の卒業式はクイズミリ〇ネアのように連続正解数に応じて卒業のご褒美がもらえるクイズ形式にて別離の儀を執り行う。
こういってはなんだが、わたしは卒業企画のセットをみるのが好きだ、スナック、パジャマパーティー…、卒業メンバーを送り出すために企画された世界のどれもが終わりが香るにぎやかな空間ばかり。ひなあいがつくり出す卒業企画の世界観は、時間を惜しむ気持ちを存分に味わせてくれる。寂しいのに楽しいんだ、あの時間。
彼女に関係する思い出のクイズを聞きながら、わたしもたびたび記事に彼女のこと書いたのを思い出した。
(1年半くらい前の記事なのに、もう”影山優佳、サッカー関連で活躍”と書いてあってひっくり返った。)
わたしは日向坂46に夢中になりはじめたとき、影山優佳はまだ休業中だった。どうやら賢くて歌が上手いらしい、日向坂の最後のピースが”影”とはなかなか因果な偶然だな、と。ようはほとんど何も知らなかったのだ。
それから少しして、日向坂46のメンバーとして再出発した彼女。聞くところによると、ほとんど辞めるつもりだったとか。それはそうだ、志望校に合格するために学業に打ち込んでいる間に、グループは東京ドームでライブをする存在となった。自分はまだけやき坂46のままなのに、今更合流したところでその差は果たして頑張れば埋められるほどのモノなのか。
悔しいことにその彼女を置いてけぼりにしなかったのは、東京ドームでライブをしたアイドルたちだった。
活動再開後はじめての『日向坂で会いましょう』で、影山優佳は「(受験に失敗したことを)どんどんイジってください」と若林に申し出たそうだ。学業専念を理由に休業までしたのに、受験に失敗してしまった。だからといって(現役メンバーからの誘いもあったが)おいそれと活動再開してグループに合流することはあまりにも簡単であっけなく、彼女としても今後活動するうえでおそらく卒業まで手放すことはできない遺恨となっただろう。
だからこそあの申し出だ。あれは彼女が自らに課した禊であった。あの儀礼を通過することで彼女はグループの一員としての確固たる覚悟を決め、活動を邁進していくこととなった。
そんで、やりすぎなくらい活躍した。いまさら説明は無粋ですらある。特別彼女を追いかけていないわたしのところにも轟くほど、得意分野で専門的な需要をキャッチして仕事につなげる様は、当時の日向坂メンバーが目指していたところのタレント像であり、もはやロールモデルと呼べる存在になった。よく知らなかった当時から今までの間に何度も、今後日向坂46から影山優佳のような人物は現れないとだろうと思い知らされた。
長々と思い出話をしてしまった。スタンドプレーはほどほどに、わたしも終わりに向かうとしよう。
今回用意されたのは日向坂46のシンボル・直角三角形のテーブル。クイズの形式も、用意した問題の正解数を試すのではなく不正解の時点で終了というのもニクい演出である。問題の残数はカウントダウン。一問、また一問と影山優佳が回答する姿は出口に向かってひとつひとつを踏みしめている様だ。連続正解を条件にしてはいるが「影山優佳が間違うわけがない」という絶大な信頼を感じた。
あいまいな記憶を理路整然と導き出し、後輩の少しのアシストをもらって答えた最終問題は”日向坂46・影山優佳”の集大成だった。本当に素晴らしい卒業企画だった。
改めまして影山優佳さん卒業おめでとうございます。
おしまい。
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