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フリーランス3カ月目 10のふりかえり

2018年冬に会社を辞めて今は2019年の春で、もうすぐ31歳の誕生日だ。「フリーランスになる前にやったこと」に続いて、今度はフリーランスになってから3カ月やったことを振り返る。

(これは私にとって月報のようなものなので、全ての人に当てはまるものではないことを心に留めて読んでいただけたら...)

まず、3カ月でやった仕事の内訳は、ざっくり以下のとおり。

▼案件数
27件 (1カ月9件程度)

▼取引先
12社

▼種類別 時間割合
・ライティング(40%)※資料作成やグラレコ含む
・編集 or PM(35%)
・打ち合わせ(15%)※1回約1時間
・取材(5%)※1回約1時間
・SNS投稿用素材作成(5%)
・経理など(5%)

ここからは、前職でよくやっていた振り返り方法「KPT」に置き換えて、【K(KEEP)】【P(PROBLEM)】【T(TRY)】で分類する。

K. 全ての通知を切る

メール、messenger、slack、chatwork...さまざまな連絡手段が、常にぴょこぴょこ鳴っていると、書き物やチェック業に集中しづらいし、単純にストレスがたまる。休み時間も休まらない。そこで2月くらいに通知を思い切って全て切った。その代わり定期的(2、3時間おき)に自分で全てのツールをチェックする。プッシュ通知の量を極限まで減らして気づいたことといえば、急ぎの仕事は本当に一握りということ。電話とか緊急の手段だけ確保しておけば、通知がなくたって仕事は滞りなく進められる。

K. 時間割を守る

かんたんな時間割をつくって、Googleカレンダーにルーティンを登録した(掃除、日記を書く、仕事終了まで)今守っているのは以下の3つ

1. 平日朝9時ー夜17時までが仕事時間
朝は8時に起きて、掃除洗濯朝食メールチェック。9時から仕事して、昼は食べたり食べなかったりたまに昼寝もして、17時くらいに終了。18時からは夕食の準備をする。家人の帰りが遅い時は、準備後にもちょっと仕事する。

2. 取材はできるだけ午前中
取材はできるだけ午前中に設定する。午後に書き起こしたり編集したりで、1日で可能なかぎり完成に近づける。そのほうが記憶も鮮明で、いいものが書ける気がしている。

3. 週2以上夜に予定を入れない
イベントの仕事以外は、極力夜に予定をいれない。週2以上、夜の予定が入ると、身体がまいってしまうことに気づいた。自分の身体、思ったよりも衰えている。

K.昼は料理と昼寝する

昼ごはんは外出でない限り、ほぼ納豆ご飯か適当な料理、チキンラーメンで済ませている。お財布にも健康にもよいかんじがするし、これがほどよく考え事や息抜きの時間になっている。ごはんを食べて眠たくなったら、無理せずに猫と一緒に昼寝する。こういうことに罪悪感を持たない。会社員の生活と比べない。仕事も生活の一部って意識を長く持ち続けたい。(なのでキープ)

K.マイボトルを持ち歩く

コンビニと自販機を使わなくなった。マイボトルに水出し茶をいれて外出するようになったからだ。家のなかでも、デスクに大きな水筒を置いて、ひたすら水出し茶を飲んでいる。慣れると楽だし経済的。パッケージとかPOPのむだな情報にふれる数が減って、自分の好きな味、好きな容器に接する時間が増えて、とにかく気持ちがよいので続けたい。(ただし待ち合わせのときは意識してコンビニに入って今何が流行っているのかはチェックしている)

K. 雑談できるチームを大切にする

フリーだからって、1人ぼっちで仕事するわけじゃない。全てがチームプレーだ。人、チーム、ひいてはその事業や会社のミッションのために心から尽くしたいと思えたとき、素直にその気持ちにしたがってみて損はなかった。そういうチームは、たいてい雑談もはずむ。センス(共感範囲)の近い人や会社であるかどうかは、仕事を引き受ける際(続ける際)の重要な基準のひとつになった。

K. お礼を言いつつ後ずさる

世界が違えば、マナーも文化も言葉も違う。インターネット業界という狭い世界に生きていたときと違って、いろんな種類のルールを教わり注意されることになる。もちろん勉強になることもあるけど、そうじゃないときもある。誰一人仕事を失敗させようとしているはずがないのに、なぜそんなことを言うのだろう?という場面にでくわしたら、ちょっとずつそれを起こす人と距離をとることを覚えた。「ありがとうございます」「申し訳ありません」を伝えながら、少しずつ(関係的に)後ずさりする。そこに罪悪感を覚える必要はなし。

P.全て引き受けてしまった

なぜ後ずさるような仕事があるのか?といえば、全ての仕事依頼に「イエス」と答えていたからだ。基本的に知り合いづての依頼のためにとくに断る理由がみつからなかったので、ほぼ全て引き受けてみた。結果、いろんなニーズや求められることが見えてきた一方で、自分のできることが必ずしも楽しいことでもないし「やっつけ仕事」が生まれてしまうこともわかった。

T.お互いの期待を確認する

興味ある仕事に即座に返事をせず、絶対に一度会う。友だちの紹介であってもかならず。依頼してくれた人が自分にどんなことを期待しているか?その期待と自分のやりたいことにギャップはないか?を確認する。
これは一例だけども「自分はインタビュー(取材)が好きだ」と伝えていたのに、実際は他人がインタビュアーで、自分は書くだけだった...みたいなパターンもあった。相手の期待している役割が何かを確かめるため、自分が何をしたいのかを伝えるために、必ず話をする。

T.取引先を半分に減らす

たとえ10、20の案件をまわせるとしても、やっつけ仕事が生まれることを避けたい。長く関わりたいチームに少しずつしぼっていき、4月はおそらく5、6件にまで減らせそう。減らすことで不安になる必要はなさそう。

T.独自のインプットを習慣づける

仕事のアウトプットのクオリティをあげていくにはどうしたらよいか?をずっと考えていたけど、けっきょくインプットの質や独自性を高めていくことがそれにつながると感じている。自分がこれまでに実践していたインプットの習慣を思い出すと、ひとつユニークなものがあった。ペパボで仕事していたとき、日常的にカラーミーショップ(EC構築サービス)をつかってるユーザーさんを調べることで、気になるお店や人を常にストックしていたのだ。フリーになってからやめてしまったけど、なんとなくこれが、自分のこれからの仕事にも生きてくると直感している。自分の興味あることが何かをはっきりさせるためにも、これを週1ペースで再開してみる。


以上がわたしのKPT。フリーランス、気づきも楽しいことも多いし、寂しいことも大変なこともたくさんある、でも後悔はない。毎日発見だらけでおもしろい。次の3カ月は何があるんだろ。次回は6月に振り返る。

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