Mリーグ2023-24 2月5日 NAGA解析/TEAM雷電・本田朋広プロ、個人3勝目でチームはカットライン付近まで浮上!
2024年2月5日、Mリーグ2023-24・77日目です。本日はKONAMI麻雀格闘倶楽部・U-NEXTパイレーツ・BEAST Japanext・TEAM雷電の4チームが対戦。
第1試合、東1局に親の高宮プロが中田プロからマンガン直撃。しかし次局には本田プロがこれまた中田プロから8000。この2人のトップ争いかと思われた本局、オーラスに中田プロが高宮プロから12000を直撃!これで三つ巴の展開となり、最後は親の中田プロがノーテンとなり流局。本田プロがトップを獲得しました。
第2試合、東2局の親番に仲林プロがマンガンをツモ。仲林プロは東4局にも5200のダマテンをアガり、そのままリードを譲らずトップを獲得。ほとんど隙のない見事なトップでした。2着には南1局1本場で小三元をアガった滝沢プロが入りました。
本日の2試合はBEASTが2試合とも逆連対となり苦しい展開。一方雷電は本田プロ1着、萩原プロ3着でほぼ6位の風林火山と並びになりました。この2試合、NAGAと振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:本田朋広(TEAM雷電)
西家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
北家:中田花奈(BEAST Japanext)
NAGAデータ
高宮まり
本田朋広
鈴木優
中田花奈
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:中田花奈
中田プロはここで8sを切って親リーチに一発放銃。親のリーチには5sが早めに切れており、8sは比較的安全度の高い牌ではあります。ただ自身の手は8sを切ってもまだリャンシャンテン。ここから親リーチに攻め返していくのも厳しいものがあります。NAGAはカガシ以外現物の8p切りを推奨。巡目も中盤ですし、スジに頼るよりキッチリオリたほうがやや得なように思いました。
東1局:鈴木優
優プロはここで9p切り。一方でNAGAは全タイプで2s切りを推奨しています。優プロの手牌はペン3sとカン5pの比較。ドラが4pなので普通はペン3s払いになりますが、
・2人が1sを早く切っておりペン3sの場況がいい
・カン5pは待ちになった時ペン3sよりアガりにくい
・ドラを使えなくても678になれば打点は確保できる
…などの理由を複合して9p切りになったのだと思います。最悪5pを引いてもフリテンの3面待ちに受けられますしね。NAGAは場況をそこまで重視しないので2s切りの一手ですが、この選択は見ていて面白かったです。
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