見出し画像

Mリーグ全局をNAGAで分析&牌譜検討!12月23日編 ドリブンズ vs 風林火山 vs 格闘倶楽部 vs フェニックス

本noteではMリーグを毎日全試合牌譜に起こし、NAGAを用いて分析を行っています。本記事はその12月23日編となります。過去の試合記事についてはクリエイターページを参照ください。

本記事でまとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

リンク先を見るのが面倒な方のためにざっくりとした内容は以下の通り。


1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ

以下のようにNAGAによって得られたデータを掲載しています。

松ヶ瀬隆弥
一致率:76.8%
NAGA度:87.9
悪手率:7.7%


2.NAGAによって指摘されている悪手+3.それらを見た筆者の感想

例えば以下のようにNAGAによって指摘された局面を挙げ、プロ側・AI側の意図などについて個人的な感想をまとめています。


南4局

仲林圭

仲林が見事なビタ止めを見せたこの場面、NAGAも判断を迷っている。5sを危険なことは分かりつつ、テンパイを取らないのも問題という状況。NAGAは5s切りダマを選んでいるが、リーチするかしないかもほぼ半々な上、5pと5sの比較も5sがわずかにいい程度。ここで5pを選べたのはかなりスゴい判断だと言えるだろう。


以上が掲載内容となります。お読みの上で興味がおありの方は、記事の購入をしていただけると大変ありがたいです。日々の更新のモチベーションアップにつながります。

また、NAGAの解析記事を全て読み放題となるメンバーシップも行っていますので、良ければそちらをご登録ください。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事ではNAGAの評価AIのうち、ニシキ(標準)を用いています。メンゼン派や副露派の打牌など、その他NAGAでは十分に評価できていないケースも考えられますので、その点はご留意ください。

加えて、牌譜作成を筆者一人で行っていますのでミスがある場合がございます。ミスが無いよう努めて参りますが、完全ではないということをご了承ください。

記事の有料部分については試合後に随時更新していきます。記事の内容の一部についてはこちらでも無料記事でまとめています。

第1試合の結果は一旦無料で公開しています。後日、有料に切り替えます。

第1試合

出場者

東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
北家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)

解析結果

NAGAデータ

高宮まり
一致率:76.6%
NAGA度:85.8
悪手率:10.2%

魚谷侑未
一致率:80.1%
NAGA度:89.0
悪手率:4.8%

園田賢
一致率:75.8%
NAGA度:87.5
悪手率:9.2%

松ヶ瀬隆弥
一致率:71.3%
NAGA度:84.0
悪手率:10.9%

NAGAによる指摘箇所

打牌検出を少にした場合に指摘された箇所のうち、特にNAGAが反応している場面(~を選びたい!や、ポン!などとしている場面)を中心に、個人的に気になったものをピックアップしています。

東1局1本場

松ヶ瀬隆弥

松ヶ瀬が園田のマンズのホンイツ仕掛けに5mを押した場面、NAGAも5mプッシュを選択。もちろん5mは放銃の可能性もあるが、自身がテンパイというのがかなり大きいということだ。人によってはオリそうな場面だが、テンパイ時はギリギリまで押すべきなのかもしれない。

東2局

魚谷侑未

魚谷が3sチーからピンズの単騎テンパイを取った場面、まずNAGAは鳴くのをあまり推奨していない。とはいえ鳴きの選択との差はあまり大きくないので、鳴くのも悪くはない場面だった。


ただ単騎テンパイを取るところ、ここは魚谷は4p切りを選択したがNAGAは3p切り。リーチに対しての現物が4p、そして場に3pは2枚切れ、4pは1枚切れ。

この状況であれば、アガりに行くならリーチの現物で打ってくれる可能性があり、枚数も多い4p単騎に取りたい。したがって3pを切りたい。一方で安全にテンパイを取るならもちろん4pを切って3p単騎に受けるだろう。

この手牌、一通赤2の5800。十分勝負手になる手牌だからここは少しでもアガれる可能性を高めたい、というのがNAGAの思考だろう。結果論ではあるが、ここで3p切りの4p単騎に受けておけば4pをツモアガれただけに惜しい場面だった。

南1局1本場

松ヶ瀬隆弥

松ヶ瀬がドラの西を打たず9sを切っていった場面、NAGAも9s切りを選択。ぱっと見は相当ドラを切りたいように見えたが、ドラを切らない選択をした松ヶ瀬にまず驚いた。その上でNAGAで解析をしてみると西を切らないのが正着ということでさらにビックリ。

ただこの場面だけ見ても西を切ってはいけない理由が今ひとつ分からない。NAGAは打牌理由を教えてくれないのが唯一の欠点といえる。

第2試合

出場者

東家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
南家:勝又健志(EX風林火山)
西家:東城りお(セガサミーフェニックス)
北家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

解析結果

ここから先は

1,402字 / 6画像
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?