Mリーグ2023-24 11月13日 NAGA解析/セガサミーフェニックス・茅森早香プロ、チームを救う今季初トップ!
2023年11月13日、Mリーグ2023-24・33日目です。本日はセガサミーフェニックス・KONAMI麻雀格闘倶楽部・BEAST Japanext・EX風林火山の4チームが対戦。
第1試合、寿人プロが東2局1本場に親満をアガってリードすると、南場の親番でも連荘し持ち点が6万点を超えます。そのままトップ…かと思われましたが、なんと亜樹プロがオーラスの親番で4連続のアガりを決め、大逆転でトップを獲得しました!
第2試合は第1試合とうってかわって僅差の展開。小さなアガりを積み重ね、滝沢プロトップで迎えたオーラス。ここで茅森プロが起死回生のマンガンツモで逆転トップ!見事今期初のトップを獲得しました。
亜樹プロの大逆転トップ、茅森プロの今期初トップ…NAGAで振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
南家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:鈴木大介(BEAST Japanext)
北家:二階堂亜樹(EX風林火山)
NAGAデータ
醍醐大
佐々木寿人
鈴木大介
二階堂亜樹
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:鈴木大介
この場面、大介プロは9mを切ってダマテンを選択。一方NAGAは全タイプでリーチを強く推奨しています。4-7pは決して強い待ちとは言えないので、2軒リーチに対してどこかでオリも視野にしてのダマテン、ということなのかもしれませんが、さすがに東1局で打点もあるリャンメンは追っかけリーチしないともったいなさすぎます。素直にリーチでいいでしょう。
東1局:醍醐大
醍醐プロはここで8s切り。ソーズ周りの良形変化を狙った一打です。一方NAGAは4sを切って即リーチを全タイプがMAXで推奨。8sを切った後の良形変化は2356sの4種類とそれほど数が多くありません。
この序盤での親リーチならツモ回数は稼げそうですし、8sの方は出アガりも少し期待できます。ただ、試合回数が限られているリーグ戦ではよりアガりが確実な形にしたいというのも事実。良形変化を狙うのも分かりますが、即リーチの方がやや優位なように思います。
東2局:醍醐大
醍醐プロは対面から出た白をスルー。醍醐プロはこの3巡前に4pを切り、その次の巡目には7pを打っています。普通に手を組むなら4p7pを残しておいてもいいはず。そこを切っていったということはホンイツなどの手役を意識しての打牌でしょう。
であればこの白は鳴きたいところのように見えますが…。白を鳴いた後の形が不安定ということでスルーしたのかもしれませんが、鳴かないとこの手アガりは結構厳しく見えます。ひとまず鳴いて字牌なり9sなりを切った方が良さそうに思えます。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?