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Mリーグ全局をNAGAで解析&牌譜検討!2月24日編 風林火山 vs 格闘倶楽部 vs ABEMAS vs パイレーツ

本noteではMリーグを毎日全試合牌譜に起こし、NAGAを用いて分析を行っています。本記事はその2月24日編となります。過去の試合記事についてはクリエイターページを参照ください。

本記事でまとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

お読みの上で興味がおありの方は、記事の購入をしていただけると大変ありがたいです。日々の更新のモチベーションアップにつながります。

またMリーグ2022-23の全てのNAGAの解析データを、全て見放題となるメンバーシップを月額300円で行っています。こちらもぜひ。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事では牌譜作成を筆者一人で行っていますのでミスがある場合がございます。ミスが無いよう努めて参りますが、完全ではないということをご了承ください。

記事の有料部分については試合後に随時更新していきます。記事の内容の一部についてはこちらでも無料記事でまとめています。

第1試合

出場者

東家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
西家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
北家:日向藍子(渋谷ABEMAS)

試合結果

1着:日向藍子  47500(+67.5)
2着:佐々木寿人 46100(+26.1)
3着:松ヶ瀬隆弥  7500(-32.5)
4着:瑞原明奈   -1100(-61.1)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

ニシキ

ω(副露型)

γ(守備型)

ヒバカリ(超門前型)

NAGAデータ

佐々木寿人
ニシキ

一致率:79.8%
NAGA度:89.5
悪手率:6.7%

ω(副露型)
一致率:80.4%
NAGA度:88.8
悪手率:8.6%

γ(守備型)
一致率:78.5%
NAGA度:89.6
悪手率:4.3%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:82.2%
NAGA度:89.7
悪手率:5.5%

松ヶ瀬隆弥
ニシキ
一致率:72.6%
NAGA度:87.1
悪手率:5.6%

ω(副露型)
一致率:74.2%
NAGA度:85.2
悪手率:6.5%

γ(守備型)
一致率:72.6%
NAGA度:87.4
悪手率:4.8%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:75.0%
NAGA度:87.3
悪手率:4.8%

瑞原明奈
ニシキ
一致率:68.7%
NAGA度:81.8
悪手率:7.2%

ω(副露型)
一致率:63.9%
NAGA度:79.9
悪手率:10.8%

γ(守備型)
一致率:63.3%
NAGA度:82.8
悪手率:8.4%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:69.9%
NAGA度:84.2
悪手率:7.8%

日向藍子
ニシキ

一致率:76.7%
NAGA度:86.6
悪手率:7.4%

ω(副露型)
一致率:77.3%
NAGA度:86.5
悪手率:9.2%

γ(守備型)
一致率:73.0%
NAGA度:86.6
悪手率:4.3%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:75.5%
NAGA度:88.2
悪手率:4.9%

過去の全データについては下記の記事から確認できます。メンバーシップ限定です。

NAGAによる指摘箇所

打牌検出を少にした場合に指摘された箇所のうち、特にNAGAが反応している場面(~を選びたい!や、ポン!などとしている場面)を中心に、個人的に気になったものをピックアップしています。

東1局

佐々木寿人

東発のこの1局、なんと松ヶ瀬が9s待ちの国士無双のテンパイ。ここに寿人が引いてきたのが9s。正直なところ、この9sを打ってもなんの不思議もないと思っていた。

対面の瑞原はかなりタンヤオっぽい仕掛けで9sはアタらなさそう。松ヶ瀬は確かに国士の可能性のある捨て牌だが、南が1枚余った程度なので、瑞原に対してオリ始めている可能性もある。

自身はひとまず親番でテンパイは取って連荘したい。そう考えればこの9s出てもおかしくないが、ここで寿人は5s切り。変則手の松ヶ瀬にはまず安全そうで、瑞原にも2-5sワンチャンス。

これを打った結果、次に松ヶ瀬が3mを掴んで瑞原に8000放銃。わずかな一打で未来を変えた。こういう場の雰囲気を読み取るのは人間にしかできない一打だ。

東4局2本場

日向藍子

親番の日向が対面からリーチを受けて一発目、持ってきたのは2s。自身はドラドラ赤の勝負手で何を切るか。

個人的には2sを切って勝負か?と思っていたが、日向は8p切り。点差が開いている相手のリーチに全くムリをしない選択。一方でNAGAは9s切り。8sノーチャンスで9sはほぼ確実に安全なため、これで回っていこうということだろう。

9sと8pは意味合いは同じだが、やはりNAGAはテンパイを強く意識したいので頭を落としていくのだろう。2sもNAGA的には9sとほぼ同じくらいアリとなっていたので、いずれにせよ攻めたいのだろう。

南3局

日向藍子

南3局、寿人とギリギリのトップ争いをしている日向。対面からリーチを受けたところで自身もテンパイ。しかし日向は発を切ってテンパイを取らなかった。

NAGAは2sを切ってのリーチ一択。ここで発でも引いてアガれれば、オーラスは伏せてもトップで終了できる。2軒リーチに手詰まれば発は出てきやすいところ。松ヶ瀬に振込んでもオーラスにアガりさえすればまだトップは狙える。

最悪瑞原が押し返すとしても、2軒リーチを両方かわした上で自分が瑞原に放銃する可能性が何%とだというのか?ここはリーチを打って強気に極小化をする選択でも良かったのではないだろうか。

第2試合

出場者

東家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)
南家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)
西家:勝又健志(EX風林火山)
北家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

試合結果

1着:滝沢和典 44100(+64.1)
2着:勝又健志 39100(+19.1)
3着:多井隆晴 20900(-19.1)
4着:小林剛   -4100(-64.1)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

ニシキ

ω(副露型)

γ(守備型)

ヒバカリ(超門前型)

NAGAデータ

小林剛
ニシキ

一致率:76.0%
NAGA度:88.1
悪手率:6.9%

ω(副露型)
一致率:74.9%
NAGA度:87.5
悪手率:7.4%

γ(守備型)
一致率:74.3%
NAGA度:88.3
悪手率:4.0%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:76.6%
NAGA度:88.6
悪手率:3.4%

多井隆晴
ニシキ
一致率:81.8%
NAGA度:90.8
悪手率:4.7%

ω(副露型)
一致率:80.6%
NAGA度:89.5
悪手率:5.3%

γ(守備型)
一致率:81.8%
NAGA度:91.6
悪手率:5.3%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:78.8%
NAGA度:88.6
悪手率:8.2%

勝又健志
ニシキ
一致率:78.1%
NAGA度:87.1
悪手率:8.1%

ω(副露型)
一致率:76.3%
NAGA度:86.0
悪手率:9.4%

γ(守備型)
一致率:76.3%
NAGA度:87.7
悪手率:4.4%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:74.4%
NAGA度:87.8
悪手率:5.6%

滝沢和典
ニシキ

一致率:71.0%
NAGA度:84.9
悪手率:8.0%

ω(副露型)
一致率:72.2%
NAGA度:84.5
悪手率:8.0%

γ(守備型)
一致率:73.5%
NAGA度:87.2
悪手率:5.6%

ヒバカリ(超門前型)
一致率:72.2%
NAGA度:86.0
悪手率:6.2%

NAGAによる指摘箇所

南2局

小林剛

小林が3mを引いてきたこの手牌、何切る?これをパッと見たとき、個人的には1sを切るのかな?と思っていた。ドラ3のこの手牌、仕掛けてアガれる形にしたい。1sを切っていけばタンヤオでのアガりがかなり見えてくる。

ただ小林とNAGAは8m切り。7mの受け入れは犠牲にしつつもチートイツのイーシャンテンを残して、タンヤオにもいけるという打牌だ。

とはいえ思った以上に1s切りと8m切りが僅差。NAGAも結構タンヤオには行きたいと思っているということか。


ちなみにその後に6mを引いてきたときはNAGAは1sを強く推奨。普通にタンヤオの8000をマックスに打つ形だ。小林はトイトイを見ながら四暗刻を見て3m切り。プロとしてはこっちの方が面白い。

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