見出し画像

Mリーグ全局をNAGAで解析&牌譜検討!1月10日編 サクラナイツ vs 格闘倶楽部 vs ABEMAS vs TEAM雷電

本noteではMリーグを毎日全試合牌譜に起こし、NAGAを用いて分析を行っています。本記事はその1月10日編となります。過去の試合記事についてはクリエイターページを参照ください。

本記事でまとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

リンク先を見るのが面倒な方のためにざっくりとした内容は以下の通り。


1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ

以下のようにNAGAによって得られたデータを掲載しています。

松ヶ瀬隆弥
一致率:76.8%
NAGA度:87.9
悪手率:7.7%


2.NAGAによって指摘されている悪手+3.それらを見た筆者の感想

例えば以下のようにNAGAによって指摘された局面を挙げ、プロ側・AI側の意図などについて個人的な感想をまとめています。


南4局

仲林圭

仲林が見事なビタ止めを見せたこの場面、NAGAも判断を迷っている。5sを危険なことは分かりつつ、テンパイを取らないのも問題という状況。NAGAは5s切りダマを選んでいるが、リーチするかしないかもほぼ半々な上、5pと5sの比較も5sがわずかにいい程度。ここで5pを選べたのはかなりスゴい判断だと言えるだろう。


以上が掲載内容となります。お読みの上で興味がおありの方は、記事の購入をしていただけると大変ありがたいです。日々の更新のモチベーションアップにつながります。

また、NAGAの解析データやMリーグ悪手データベースの閲覧、NAGAの解析記事など、全て読み放題となるメンバーシップも行っています。もし良ければそちらもご登録ください。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事ではNAGAの評価AIのうち、ニシキ(標準)を用いています。メンゼン派や副露派の打牌など、その他NAGAでは十分に評価できていないケースも考えられますので、その点はご留意ください。

加えて、牌譜作成を筆者一人で行っていますのでミスがある場合がございます。ミスが無いよう努めて参りますが、完全ではないということをご了承ください。

記事の有料部分については試合後に随時更新していきます。記事の内容の一部についてはこちらでも無料記事でまとめています。


第1試合

出場者

東家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:黒沢咲(TEAM雷電)
北家:日向藍子(渋谷ABEMAS)

試合結果

1着:渋川難波  40800(+60.8)
2着:日向藍子  30500(+10.5)
3着:黒沢咲   28700(-11.3)
4着:伊達朱里紗  0(-60.0)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

NAGAデータ

渋川難波
一致率:86.2%
NAGA度:91.9
悪手率:2.9%

伊達朱里紗
一致率:72.2%
NAGA度:84.9
悪手率:8.6%

黒沢咲
一致率:70.5%
NAGA度:81.5
悪手率:13.7%

日向藍子
一致率:76.8%
NAGA度:85.1
悪手率:9.0%

NAGAによる指摘箇所

打牌検出を少にした場合に指摘された箇所のうち、特にNAGAが反応している場面(~を選びたい!や、ポン!などとしている場面)を中心に、個人的に気になったものをピックアップしています。

南2局

伊達朱里紗

上家から6sが切られた場面、伊達が6sをチーして8mを切っていると、渋川が6sを引いており伊達のアガりとなった局面。

結果論では6sを鳴けばよかったが、実際のところはどうなのか?と思ってNAGAを見てみた。すると鳴きもないわけではないが、鳴かない選択を推奨している。

現在5m単騎のテンパイで、鳴いても3-6sにしても巡目が遅すぎるため
3-6sが切られるかは微妙。それなら現状の打点が高く、単騎を変えてテンパイを取りきれる可能性も高いこちらの方がいいということか。

ちなみにもう少し突っ込んで検証してみた。

6sをチーさせると8m切りで3-6sテンパイ。この時、アガり率を見ると鳴く前の5.7%から8.0%に上がってはいる。上がってはいるのだが、残り巡目が少なすぎるためか、ものスゴく上がるというわけではない。

アガれないまま次巡に危険牌を引いてきたとき、この形だとテンパイを取りきれるか分からない。加えて万が一鳴かずに5mをツモった場合、8000オールで一気にトップ目に立てる。そういったことを考えていくとチーするメリットは大きいとは言えなそうである。

そうするとやはりNAGAが最初に言っている通り、鳴かない方が少しいいという結論に落ち着く。ラス回避を第一に目指すNAGAでこれということは、トップ取りが重要なMリーグではよりスルーだろう。

南2局1本場

伊達朱里紗

ここから先は

2,042字 / 7画像
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?