Mリーグ2023-24 11月20日 NAGA解析/セガサミーフェニックス・東城りおプロ、醍醐大プロ、痛恨の連続ラス…
2023年11月20日、Mリーグ2023-24・37日目です。本日はKADOKAWAサクラナイツ・チーム雷電・セガサミーフェニックス・EX風林火山の4チームが対戦。
第1試合、東1局に岡田プロが親のハネマンを本田プロからアガって一気にリード。しかし東3局、今度は瑠美プロが自身の親番でハネマンをツモアガりトップを逆転。その後、岡田プロと瑠美プロの叩き合いとなりましたが、南2局に瑠美プロがマンガンをアガり、このアガりでトップを守りきりました。
第2試合、東1局の親番で亜樹プロが親のマンガンを3連続のアガり。第1試合の瑠美プロに続いてデイリーダブルになるかと思われましたが、渋川プロがじわじわと取り返していき、東4局の親番でマンガンをツモって逆転。
その後も亜樹プロと渋川プロのシーソーゲームが続きますが、南2局に効果的なマンガンを決めた渋川プロが逃げ切ってトップを獲得!亜樹プロはトップも狙えたところから黒沢プロにまくられて3着に落ちました。
第1試合は岡田プロと瑠美プロ、第2試合は渋川プロと亜樹プロ…風林火山とサクラナイツのトップ争いとなったこの2試合。実はこの2試合の裏ではチームが最下位のセガサミーフェニックス・東城プロ、醍醐プロが痛恨の連続ラスとなっていました。この2試合…NAGAで振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:東城りお(セガサミーフェニックス)
西家:二階堂瑠美(EX風林火山)
北家:本田朋広(TEAM雷電)
NAGAデータ
岡田紗佳
東城りお
二階堂瑠美
本田朋広
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局1本場:本田朋広
本田プロはここで2sチー。NAGAもヒバカリ以外はチーですし、他のMリーガーでチーする人もいそうです。しかし岡田プロに18000を放銃した直後にこの仕掛けができるのは本田プロのメンタルが全く揺れていないことを示しています。さすが本田プロですね。
その後、中もポンしてここから7m切り。カン2sから仕掛けたのはいいとしても発も重なってこの手になったらマンガンを欲張りたいところ。NAGAは全タイプで7p切りを推奨。7m切りも無くはないですが、この点数状況なら7p切りの方が少し良さそうに見えます。
東2局2本場:岡田紗佳
岡田プロはここで7pを切らずに3mを打ってオリ。自身がトップ目の状況、ここまではろくに安パイも無いので押してきましたが、終盤にさしかかって安パイも増えてきたのでオリを選択となりました。
この場面、NAGAは守備型のガンマ以外は7p押しを推奨。供託含め、自身のアガりの価値が高い+子のリーチなので放銃してもまだ何とかなる…ということで押しなのでしょう。しかし河だけ見ると、8pを先に切って6pがリーチ宣言牌なので7pはかなり本命に見えますから切れないのも仕方ないかも。
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