見出し画像

Mリーグ2023-24 11月14日 NAGA解析/KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、見事な大逆転トップ+連闘で2着獲得

2023年11月14日、Mリーグ2023-24・34日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・赤坂ドリブンズ・KADOKAWAサクラナイツ・TEAM雷電の4チームが対戦。

第1試合、序盤はたろうプロがマンガン→親満と連続でアガって一気にリード。そこに仲林・堀プロが迫りますが、南場の親番でたろうプロがもう一度アガって2人を突き放します。

これでたろうプロがトップ獲得…となるかと思われましたが、オーラスに堀プロが6000オール→2000オール→4000オールと3連続のアガりで一気に大逆転。堀プロがトップを獲得し、たろうプロは今季初トップを逃しました。

第2試合、萩原プロが東1局から3局まで3連続のアガりで一気にリードします。萩原プロは結局そのまま持ち点を減らさずに保ったままオーラスまで進み、トップを獲得!2着を渡辺プロ・連闘の堀プロが争いましたが、これを堀プロが制して2着を確保。第1試合と合わせてポイントを大きく稼ぎました。

第1試合は堀プロの大逆転トップ、第2試合は萩原プロが見事な逃げ切りのトップ…これらをNAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:瀬戸熊直樹(TEAM雷電)
南家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
西家:仲林圭(U-NEXTパイレーツ)
北家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)

NAGAデータ

瀬戸熊直樹

鈴木たろう

仲林圭

堀慎吾

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東2局:瀬戸熊直樹

瀬戸熊プロは上家から出た中をスルー。一方NAGAは全タイプでポンを推奨しています。そもそもNAGAからすると親が切ってきた8mとか北も結構ポン推奨なのですが…そこは一旦置いておきましょう。

しかしここまで手が整えば話は別。中をポンしないとこの手はやや遅いです。鳴いても北を残せるので守備力もありますし、攻守兼用で鳴いた方がバランスが良いと思います。


東3局:瀬戸熊直樹

瀬戸熊プロはここで4s切り。ドラの東が暗刻のこの手、ひとまずアガって8000点の収入があれば十分上の着順を狙っていけます。ですからとにかく確実にアガる方法を探りたいところ。

4s切りは567の三色が残るので打点はMAXなのですが、やはりカン6mというネックが残る可能性があるのが難点です。ここではNAGAは全タイプ5m切りを推奨。カン6mは外して、ソーズを柔軟に変化させた方がアガりは近そうです。

ここから先は

4,514字 / 26画像
この記事のみ ¥ 130
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?