見出し画像

Mリーグ全局をNAGAで解析&牌譜検討!1月30日編 ドリブンズ vs 格闘倶楽部 vs フェニックス vs パイレーツ

本noteではMリーグを毎日全試合牌譜に起こし、NAGAを用いて分析を行っています。本記事はその1月30日編となります。過去の試合記事についてはクリエイターページを参照ください。

本記事でまとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

リンク先を見るのが面倒な方のためにざっくりとした内容は以下の通り。


1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ

以下のようにNAGAによって得られたデータを掲載しています。

松ヶ瀬隆弥
一致率:76.8%
NAGA度:87.9
悪手率:7.7%


2.NAGAによって指摘されている悪手+3.それらを見た筆者の感想

例えば以下のようにNAGAによって指摘された局面を挙げ、プロ側・AI側の意図などについて個人的な感想をまとめています。


南4局

仲林圭

仲林が見事なビタ止めを見せたこの場面、NAGAも判断を迷っている。5sを危険なことは分かりつつ、テンパイを取らないのも問題という状況。NAGAは5s切りダマを選んでいるが、リーチするかしないかもほぼ半々な上、5pと5sの比較も5sがわずかにいい程度。ここで5pを選べたのはかなりスゴい判断だと言えるだろう。


以上が掲載内容となります。お読みの上で興味がおありの方は、記事の購入をしていただけると大変ありがたいです。日々の更新のモチベーションアップにつながります。

また、NAGAの解析データやMリーグ悪手データベースの閲覧、NAGAの解析記事など、全て読み放題となるメンバーシップも行っています。もし良ければそちらもご登録ください。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事ではNAGAの評価AIのうち、ニシキ(標準)を用いています。メンゼン派や副露派の打牌など、その他NAGAでは十分に評価できていないケースも考えられますので、その点はご留意ください。

加えて、牌譜作成を筆者一人で行っていますのでミスがある場合がございます。ミスが無いよう努めて参りますが、完全ではないということをご了承ください。

記事の有料部分については試合後に随時更新していきます。記事の内容の一部についてはこちらでも無料記事でまとめています。

第1試合

出場者

東家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
西家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)
北家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)

試合結果

1着:園田賢  40100(+60.1)
2着:魚谷侑未 33400(+13.4)
3着:小林剛  14000(-26.0)
4着:滝沢和典 12500(-47.5)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

NAGAデータ

滝沢和典
一致率:78.6%
NAGA度:89.5
悪手率:5.7%

園田賢
一致率:73.6%
NAGA度:87.7
悪手率:6.1%

小林剛
一致率:79.7%
NAGA度:89.7
悪手率:3.8%

魚谷侑未
一致率:76.9%
NAGA度:88.8
悪手率:4.1%

過去の全データについては下記の記事から確認できます。メンバーシップ限定です。

NAGAによる指摘箇所

打牌検出を少にした場合に指摘された箇所のうち、特にNAGAが反応している場面(~を選びたい!や、ポン!などとしている場面)を中心に、個人的に気になったものをピックアップしています。

東3局

魚谷侑未

魚谷が2mをポンしてマンズのホンイツをテンパイした場面。何を打って何待ちにテンパイを取るか?

打牌候補は1m・4m・6m・9m。6mは9m切りと待ちは同じで9mの方が1枚切れかつ端牌で明らかに安全なので、149mの3択に絞られる。

1mは2mのノーチャンスで1mも3枚切れの完全安パイ。ただし打点は2000点で待ちはカン5m。4m切りは1mより危険で同じカン5mだが、一通がつく分打点は上。

9m切りは4mよりは安全で待ちは4m白のシャンポンとなり、カン5mよりは少し良い待ち。白でアガれれば打点もある。

魚谷はここで1mとしたが、NAGAは9m切り。9mは園田の河に8mが早く、それほど危険牌ではない。だからアガりの価値を高めるために9m切り、というのがNAGAの主張だろう。

魚谷の1mは第2候補に挙がっており、きっちり放銃を回避した良い一打となった。

南1局1本場

滝沢和典

滝沢が5mを引き、9pを打ってオリた場面。ここでNAGAは5mを押すことを強く推奨。

親番で待ちが良くないとはいえ7700の打点がある状況。接戦のこの点数状況でこれを押さないようではトップは遠いように思う。これは弱気な一打ではないだろうか。

南3局

滝沢和典

ここから先は

1,247字 / 5画像
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?