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Mリーグ全局をNAGAで解析&牌譜検討!2月20日編 風林火山 vs ABEMAS vs フェニックス vs 雷電

本noteではMリーグを毎日全試合牌譜に起こし、NAGAを用いて分析を行っています。本記事はその2月20日編となります。過去の試合記事についてはクリエイターページを参照ください。

本記事でまとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

お読みの上で興味がおありの方は、記事の購入をしていただけると大変ありがたいです。日々の更新のモチベーションアップにつながります。

またこれらの有料記事やNAGAの解析データを、全て見放題となるメンバーシップを月額300円で行っています。こちらもぜひ。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事では牌譜作成を筆者一人で行っていますのでミスがある場合がございます。ミスが無いよう努めて参りますが、完全ではないということをご了承ください。

記事の有料部分については試合後に随時更新していきます。記事の内容の一部についてはこちらでも無料記事でまとめています。

第1試合

出場者

東家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
南家:瀬戸熊直樹(チーム雷電)
西家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
北家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)

試合結果

1着:瀬戸熊直樹 36600(+56.6)
2着:松ヶ瀬隆弥 29000(+9.0)
3着:魚谷侑未  19700(-20.3)
4着:白鳥翔   14700(-45.3)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

NAGAデータ

白鳥翔
一致率:71.8%
NAGA度:84.6
悪手率:6.8%

瀬戸熊直樹
一致率:77.9%
NAGA度:88.3
悪手率:8.4%

魚谷侑未
一致率:86.1%
NAGA度:93.5
悪手率:5.6%

松ヶ瀬隆弥
一致率:60.6%
NAGA度:75.9
悪手率:18.2%

過去の全データについては下記の記事から確認できます。メンバーシップ限定です。

NAGAによる指摘箇所

打牌検出を少にした場合に指摘された箇所のうち、特にNAGAが反応している場面(~を選びたい!や、ポン!などとしている場面)を中心に、個人的に気になったものをピックアップしています。

東2局

魚谷侑未

瀬戸熊の仕掛けと松ヶ瀬のリーチに挟まれた局面。魚谷はここから4mを切って瀬戸熊に放銃となった。

4mはリーチには現物。また瀬戸熊はそこそこ前に2m→赤5mと切りだしている。赤5mまたぎの4-7mはほぼなく、1-4mも赤5m→2mの順番で切りそうなため考えにくい。

というわけで4mは妥当だがこれが放銃となってしまった。ちなみにNAGAは僅差で西切りを選択。西も4mもNAGAはほぼ当たらないと考えているが、両方アタりという珍しい状況。一応2枚あるから西なのだろう。いささか仕方の無い放銃だった。

南1局1本場

白鳥翔

この場面はミスとかではなくて、麻雀の無常さを感じたので取り上げてみた。この白鳥の手牌、ここに7pを引いてきたら8p切り。NAGAも白鳥本人もそれを選択。

現状の手牌だと打点が3900だが、トイトイに受け変えると出アガリ12000、ツモって6000オールまで見える手になる。アガり率はリャンメンの方が当然いいが、いくらなんでも打点の上昇幅が大きすぎる。これは8p切りだろう。

が、それが裏目。瀬戸熊からリーチを受けて一発目に持ってくるのが6p。アガれないから捨てるしかなく、一発放銃で5200の失点。局面ごとに当然と思われる選択をした結果、失点してしまう。これが麻雀の無常だなあ…。

第2試合

出場者

東家:二階堂亜樹(EX風林火山)
南家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
西家:松本吉弘(渋谷ABEMAS)
北家:萩原聖人(チーム雷電)

試合結果

1着:茅森早香  37800(+57.8)
2着:二階堂亜樹 30500(+10.5)
3着:松本吉弘  21500(-18.5)
4着:萩原聖人  10200(-49.8)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

NAGAデータ

二階堂亜樹
一致率:76.1%
NAGA度:86.3
悪手率:6.4%

茅森早香
一致率:72.1%
NAGA度:85.6
悪手率:8.8%

松本吉弘
一致率:77.9%
NAGA度:88.6
悪手率:7.9%

萩原聖人
一致率:76.4%
NAGA度:85.8
悪手率:6.4%

NAGAによる指摘箇所

東2局

松本吉弘

松本が7巡目にテンパイしたこの場面、何を切るか?松本はカン7s待ちのテンパイを選択。

7sは残り2枚。枚数はキツいが場況はそれほど悪くなく、打点はイーペーコーがある分こちらが上。トップを強く狙った結果、この選択となったのだろう。

一方NAGAは6s切っての5-8s9p待ちを選択。待ちの枚数は残り4枚しかないが7sの2枚よりは多いし、9pは出アガリの可能性もある。一応赤5sという打点の種もある。

NAGAはラス回避するからアガりやすさを多少見る部分はある。とはいえ、普通は6sを切ってよさそうなので、松本のトップ狙いが出た場面だと思う。


萩原聖人

萩原のこの手牌、ここから萩原は7s切り。これはハッキリよくないように見える。9sが3枚切れだから切りたくなる気持ちは分からんでもない。しかしカン7mも大していいターツではない。

現状では78sターツを外すほどの状況ではない。カン7mのところを残したいのであればNAGAが示すように東切りを選ぶべきだ。7s切りは牌効率上、どう見ても損だろう。ちょっとよくない一打だったと思う。

東4局

萩原聖人

萩原の打牌の疑問点、その2。萩原はここから6p切り。ドラを切りたくない+567の三色も逃したくないとするとこの一打になる。理由は分かるが親番でここからリャンシャンテン戻しは損が大きすぎないか?

次巡に2sを引いたから事なきを得たが、これが敗着になった可能性も考えられる。これも損な一打だと思う。

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