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Mリーグ2023-24 11月7日 NAGA解析/チーム雷電・萩原聖人プロ、今期2勝目となるトップ獲得!

2023年11月7日、Mリーグ2023-24・30日目です。本日はチーム雷電・KONAMI麻雀格闘倶楽部・U-NEXTパイレーツ・KADOKAWAサクラナイツの4チームが対戦。

第1試合、東1局に滝沢プロがマンガンをツモアガって快調にスタートすると、その後もアガりを積み重ねていきリードを広げます。本田プロが南場の親番でマンガンをツモアガり一時迫りますが、その次の局に滝沢プロがハネ満ツモ!大きくリードしたままオーラスを迎えて、そのままトップを獲得。2着にはオーラスで逆転のアガりを決めた仲林プロが滑り込みました。

第2試合は序盤静かな立ち上がり。東場は4人の持ち点が拮抗していましたが、南1局に高宮プロが岡田プロから親満を直撃したことで、萩原・小林・高宮プロの3者のトップ争いに。最後は萩原プロが自力でアガって逃げ切りトップを獲得しました。

終始試合をリードした滝沢プロの打ちスジ、今期は打ち方を変えてきている萩原プロのスタイル…NAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。



第1試合

出場者

東家:本田朋広(TEAM雷電)
南家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:仲林圭(UーNEXTパイレーツ)
北家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)

NAGAデータ

本田朋広

滝沢和典

仲林圭

渋川難波

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

NAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:仲林圭

仲林プロは対面のリーチ宣言牌で出たドラの発をスルー。ドラポンとはいえ、親リーチに対して向かっていくのか難しいところでしたが、NAGAは全タイプが発ポンを推奨。

やはりドラをポンしてのマンガンという打点は魅力ですし、発をポンした後でも最悪リーチに対して何とかオリられそうな手牌ではあります。まだ東1局ということもあって、発をポンしても良かったのでは。


東2局:渋川難波

渋川プロは上家から出た7sをチーせず。チーして9sを切ると三色の片アガりテンパイになります。NAGAとしては全タイプでチーを推奨。

片アガりとはいえ万が一アガれてリーチをかわせたら大きいですし、鳴いた後に危険牌を引いてもリーチに対してはなんとかオリきれそうです。チーしてワンチャンスの9sくらいは勝負でも悪くなさそうに見えました。

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