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Mリーグ2023-24 1月8日 NAGA解析/渋谷ABEMAS・松本吉弘プロ、日向藍子プロがデイリーダブル達成!

2024年1月8日、Mリーグ2023-24・61日目です。本日はEX風林火山・渋谷ABEMAS・セガサミーフェニックス・KONAMI麻雀格闘倶楽部の4チームが対戦。

第1試合、松本プロがアガりを重ねて序盤から大きくリード。しかし東4局に滝沢プロがハネ満ツモから一気に迫ります。オーラス、2人の点差が1600点という僅差で迎えると、最後はラス目の魚谷プロが素点回復のアガりを決めて、松本プロが逃げ切りのトップを獲得しました。

第2試合、序盤は勝又プロが着実にアガりを重ねてトップ目に立ちます。そこに寿人プロが親番で連続のアガりを決めて、トップが入れ替わります。しかし、またも勝又プロがアガりを決めて再逆転。さらに日向プロが寿人プロから親倍・24000点を直撃し、寿人プロが一人沈みの状況に。

醍醐プロも南場でアガりを決めて、寿人プロ以外の3人でのトップ争いとなります。これを制したのが日向プロ。オーラスの親番でアガりを決めて、最後は流局でトップを守りました。

渋谷ABEMASが連勝を決めた本日の2試合、NAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家:松本吉弘(渋谷ABEMAS)
北家:二階堂瑠美(EX風林火山)

NAGAデータ

滝沢和典

魚谷侑未

松本吉弘

二階堂瑠美

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:滝沢和典

滝沢プロはここで2p切り。真っ直ぐ進めるならNAGAの推奨する白切りですが、手があまり良いとはいえないので、マンズの一通を残して打点を見つつ、安パイ気味の白を手に残して白重なりからの仕掛けも見る…というバランスを取った一打でしょうか。ここで役牌を切らないのは滝沢プロっぽい進行です。


東1局:二階堂瑠美

瑠美プロはここでカン3mのリーチを打たずダマ。一方NAGAは全タイプリーチを推奨しています。巡目は中盤。カン3mは確かに良い待ちとは言いづらいですが、周囲から攻撃が全く入っておらず、手牌には赤が1枚。さすがに先制リーチを打った方が得が大きいと思います。

瑠美プロはこういった愚形ドラ1みたいなリーチは場況がある程度よくないと打たないイメージですが、瑠美プロ自身のそういったリーチを打たないイメージを活かして、たまにはこういう愚形リーチも打っていった方がトータルでは勝ちやすいような気もします。

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