Mリーグ2023-24 2月8日 NAGA解析/EX風林火山・二階堂瑠美、チームを踏みとどまらせる58200点トップ!
2024年2月8日、Mリーグ2023-24・79日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・EX風林火山・セガサミーフェニックス・TEAM雷電の4チームが対戦。
第1試合、序盤は2局連続流局からの静かな立ち上がり。そこから醍醐プロが連続のアガりでトップ目に立ちます。醍醐プロはそこからもずっと加点していき、結局5万点超えのトップ。全く危なげなく勝利を挙げました。
第2試合、魚谷プロがダマテンの高打点に2局続けて放銃するなど不運な展開。ハコ下のラスに沈みます。その裏で好調なのが瑠美プロ。東2局にマンガン、東3局1本場にハネ満をアガると、親番を迎えた東4局1本場でも親満を小林プロからロンアガり。2着の黒沢プロすら大きく引き離し、そのままトップを獲得。ズルズル行きかねない風林火山をしっかり踏みとどまらせるトップ獲得となりました。
本日の2試合、醍醐プロ・瑠美プロのトップ、いずれも素点を大きく稼いでのトップ。また今日の試合では6・7・9位のチームが戦っていたこともあり難しい試合でした。それをNAGAと振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
南家:勝又健志(EX風林火山)
西家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
北家:瀬戸熊直樹(TEAM雷電)
NAGAデータ
瑞原明奈
勝又健志
醍醐大
瀬戸熊直樹
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:瀬戸熊直樹
瀬戸熊プロはここで9s切り。一方NAGAは全タイプ9p切りを推奨しています。親がダブ東を仕掛けている場面、瑞原プロがテンパイしている可能性もそこそこあり、軽々には牌を切っていけません。特にドラである1mは打ちづらいです。
瀬戸熊プロとしてはドラの1mが打てない以上、他の牌を勝負する価値も薄いという判断なのでしょう。だから完全な現物の9sを抜いたと。しかし逆にトップを目指すならこの親の仕掛けを簡単に成立させるのもマズいです。瑞原プロの河には8p→しばらくして5pと手出しされており、9pはかなり放銃の可能性は低いところ。もう少し粘ってみても面白いかもしれません。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?