見出し画像

Mリーグ2023-24 1月30日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・仲林佳プロ、接戦を制して逆転トップ!

2024年1月30日、Mリーグ2023-24・74日目です。本日はセガサミーフェニックス・EX風林火山・渋谷ABEMAS・U-NEXTパイレーツの4チームが対戦。

第1試合、東場の間は全員が2万点台で推移する僅差の展開。南1局2本場、松ヶ瀬プロが小林プロからマンガンをアガると、南2局1本場には醍醐プロがマンガンツモ。2人のトップ争い、最後は醍醐プロが自力で300-500をアガりトップを獲得しました。

第2試合は第1試合に輪をかけて渋い展開。オーラスまで全員にトップアガあり得る展開でしたが、オーラスに仲林プロがマンガンをツモって逆転トップ!個人6勝目をあげました。

本日の試合は2試合ともかなりの接戦。いろいろと気になる場面をNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
南家:松本吉弘(渋谷ABEMAS)
西家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
北家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)

NAGAデータ

醍醐大

松本吉弘

松ヶ瀬隆弥

小林剛

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東2局:松本吉弘

松本プロはここで3mをアンカン。親番で攻めたい場面とはいえ、まだてはにはターツも揃いきっていない状態でのこのアンカンはかなり強気ですね。NAGAは一旦8pを切って7mや4sにくっつけてからのカンをイメージしています。

ただ本日の試合では松本プロは普段よりも積極的に仕掛けていく場面が随所で見られました。同卓者が自身のアクションに対して丁寧に対応してくれるタイプの人達だったので、それに合わせて積極的にいってプレッシャーをかけた面もあるかもしれません。


東2局1本場:松ヶ瀬隆弥

松ヶ瀬プロはここで1s切り。ドラ1枚+三暗刻などの打点が見える手で、安く済ませたくない…ということで678の三色まで残して1sから切ったということでしょう。

理屈は分からないでもないですが、ドラ1枚あれば普通に先制リーチがかけられれば十分でしょう。三色になるのも確定ではありませんし、さすがに一旦8sを打ってペン3s引きからの早いリーチを逃さないようにした方が良いと思います。これがドラがない手牌なら12s落としも選択肢に入りそうです。

ここから先は

5,501字 / 28画像
この記事のみ ¥ 130
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?