Mリーグ2023-24 10月26日 NAGA解析/KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロ、Mリーグ史上初の開幕4連勝!
2023年10月26日、Mリーグ2023-24・23日目です。本日はセガサミーフェニックス・BEAST Japanext・KONAMI麻雀格闘倶楽部・EX風林火山の4チームが対戦。
第1試合、東場は松ヶ瀬プロが着実にアガってリードを築き上げます。そこに南場で寿人プロが追いすがりますが、もうひとアガりが届かず。松ヶ瀬プロは33900点と点数は小さいですが、大きな今期初トップ獲得となりました。
第2試合は開幕から3連勝を決めていた伊達プロがまたも爆発。東1局にハネ満をツモアガると、東3局1本場ではまたも醍醐プロからハネ満直撃。東場で5万点を超えたトップになると、そのままリードを守り切りトップを獲得。伊達プロはMリーグ新記録となる開幕からの4連勝を達成しました。
とにかく本日の試合は伊達プロが4連勝を決めたことに尽きますが、実はその裏でいろいろと面白いことが起こっていました。NAGAでそのあたりも振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:菅原千瑛(BEAST Japanext)
南家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
北家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
NAGAデータ
菅原千瑛
佐々木寿人
茅森早香
松ヶ瀬隆弥
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
NAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:茅森早香
茅森プロはここで8s切りを選択。一方、NAGAは全タイプで白切りでした。おそらく9sが3枚切れたから6-9sの受けを外したということだと思いますが、残り1枚の9sは確実に山にありますし、9sが3枚切れなので8sの縦重なりは強いです。この序盤でパッと切るようなところではないように思います。
東1局:佐々木寿人
寿人プロはここから1p切りを選択。対面の松ヶ瀬プロが2副露している状況。守備型の松ヶ瀬プロが役牌2つをあっさり仕掛けている、というのは打点がある手のケースが多そうです。そこを見てやや東を絞った…ということでしょうか。
とはいえ寿人プロの手はダブドラの赤5mに加えて赤5pまで引いてきたチャンス手。単純に早いから鳴いてきたというケースもありますし、ここは東を切って目一杯に受けたほうが良さそうに見えます。
また同じ局で寿人プロはこの6mをスルー。松ヶ瀬プロの仕掛けに対して3mが打ち切れない、という判断ですが…。東1局からテンパイ料のためにムリしたくない、というのも分かりますが、3mもそこまでの危険牌ではないですし、素直にテンパイを取った方がトータルではプラスでしょう。NAGAも全タイプでかなりチーを推奨しています。
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