Mリーグ2023-24 9月25日 NAGA解析/EX風林火山・本日も連続ラスで苦戦
2023年9月25日、Mリーグ2023-24・5日目です。本日はチーム雷電・U-NEXTPirates・セガサミーフェニックス・EX風林火山の4チームが対戦。
風林火山はここまでで4試合2ラスと序盤の入りが今ひとつであり、本日の試合で取り返したいところでしたが、二階堂亜樹プロ・勝又プロが連続ラスで6試合4ラス。風林火山は9位のままとなりました。
一方で本日は雷電とパイレーツが好調。1戦目は雷電の本田プロがトップでパイレーツの鈴木優プロが2着。2戦目はパイレーツ・瑞原プロトップで、2着は雷電・萩原プロと1着・2着を分け合う展開となりました。
連続ラスだった風林火山は浮上のチャンスはなかったのか?そこらあたりを特に注目して見ていきたいところですね。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:本田朋広(チーム雷電)
南家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
西家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
北家:二階堂亜樹(EX風林火山)
NAGAデータ
本田朋広
茅森早香
鈴木優
二階堂亜樹
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
東1局:二階堂亜樹
亜樹プロはここから9m切りを選択。下家の親がピンズのホンイツであり、白や中を切るのを嫌っていったということでしょう。
ただNAGAは白切りを選択。まだ親はピンズも余っていないので、テンパイの可能性は低い状況。字牌は今の内で切っておいて、ピンフなどでアガるというイメージですか。亜樹プロは守備的な打ち手なのは分かっていますが、ここから全部絞っていくのは行き過ぎている感じもします。
東2局:茅森早香
茅森プロはここで白ポンせず。手形を考えると、愚形が多くてリーチにたどり着けるかも怪しいので、白をポンして動ける形にした方が有利なように思います。NAGAは100%の白ポン推奨でした。
ただ茅森プロは今期、半荘最高得点記録をしたいということで、親番のアガりを重視しているようです。結果、白スルーからこのリーチにたどり着きました。
ただやり過ぎて打ち方のバランスが崩れる可能性も高そうなので、意識しない方がよいのでは…とも思います。
東2局1本場:茅森早香
茅森プロはここで3pチーせず。6mはリーチしている下家の優プロにキツいので打たない、というのは理解できますが、それと3pチーせずはセットではありません。
3pをチーしておけばもう1回自分のツモ番が回ってくるので、南をトイツ落としすれば安全にテンパイを取れる可能性があります。チーするとリーチ者にハイテイが回りますが、自身の形テン料も考えると、ここはチーしておいた方が得でしょう。
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