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Mリーグ全局をNAGAで分析!11月18日編

近年、より一層の盛り上がりを見せているプロ麻雀リーグ「Mリーグ」。個性的な雀士達がチームの優勝を目指して日々麻雀を打っています。

ただMリーグを見ていると、打牌意図が分かりにくいものや、損得が微妙な打牌というものも見受けられるように思います。とはいえ、プロでもない素人が打牌を見て良い/悪いを判断するといっても、自己満足で終わってしまいます。

そこで本記事ではMリーグの対局について、麻雀AI「NAGA」を用いて解析しました。NAGAは人間の最高峰レベルの麻雀力を持ったAIであり、牌譜を与えることでNAGAの推奨打牌を表示してくれます。これを用いることでMリーガー達の打牌を評価してみよう、というわけです。

もちろん、AIはまだ発展途上にあるものですし、実際の対局では牌の切り出し位置や対局者の息づかい・間合いといった牌からだけでは得られない情報もあります。したがって、AIの打牌が一概に正解だとは言えませんが、一定以上の参考になることは間違いないでしょう。

というわけでまずは、Mリーグ2022-23レギュラーシーズン・11月18日の試合について天鳳の牌譜編集を用いて牌譜を作成し、それをNAGAに解析させました。その結果を見ながら、いろいろと下記にまとめていきます。

まとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

リンク先を見るのが面倒な方のためにざっくりとした内容は以下の通り。


1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ

以下のようにNAGAによって得られたデータを掲載しています。

松ヶ瀬隆弥
一致率:76.8%
NAGA度:87.9
悪手率:7.7%


2.NAGAによって指摘されている悪手+3.それらを見た筆者の感想

以下のようにNAGAによって指摘された局面を挙げ、プロ側・AI側の意図などについて個人的な感想をまとめています。


東2局1本場

松ヶ瀬隆弥

松ヶ瀬が内川のアガり牌である2mを止めたこの場面。AI的には親の安い仕掛けにはこのイーシャンテンから戦えるという判断か。 しかし人間の感覚からすると、ドラのカン8p残りのこの手から押し返すのはいかにも厳しいように見える。さすがに2mは止めたいように思う。


以上が掲載内容となります。興味のある方は記事の購入をしていただけるとありがたいです。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事ではNAGAの評価AIのうち、ニシキ(標準)を用いています。メンゼン派や副露派の打牌など、その他NAGAでは十分に評価できていないケースも考えられますので、その点はご留意ください。

第1試合

出場者

東家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
南家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
西家:東城りお(セガサミーフェニックス)
北家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)

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