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Mリーグ全局をNAGAで解析&牌譜検討!1月17日編 ドリブンズ vs 風林火山 vs サクラナイツ vs フェニックス

本noteではMリーグを毎日全試合牌譜に起こし、NAGAを用いて分析を行っています。本記事はその1月17日編となります。過去の試合記事についてはクリエイターページを参照ください。

本記事でまとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

リンク先を見るのが面倒な方のためにざっくりとした内容は以下の通り。


1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ

以下のようにNAGAによって得られたデータを掲載しています。

松ヶ瀬隆弥
一致率:76.8%
NAGA度:87.9
悪手率:7.7%


2.NAGAによって指摘されている悪手+3.それらを見た筆者の感想

例えば以下のようにNAGAによって指摘された局面を挙げ、プロ側・AI側の意図などについて個人的な感想をまとめています。


南4局

仲林圭

仲林が見事なビタ止めを見せたこの場面、NAGAも判断を迷っている。5sを危険なことは分かりつつ、テンパイを取らないのも問題という状況。NAGAは5s切りダマを選んでいるが、リーチするかしないかもほぼ半々な上、5pと5sの比較も5sがわずかにいい程度。ここで5pを選べたのはかなりスゴい判断だと言えるだろう。


以上が掲載内容となります。お読みの上で興味がおありの方は、記事の購入をしていただけると大変ありがたいです。日々の更新のモチベーションアップにつながります。

また、NAGAの解析データやMリーグ悪手データベースの閲覧、NAGAの解析記事など、全て読み放題となるメンバーシップも行っています。もし良ければそちらもご登録ください。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事ではNAGAの評価AIのうち、ニシキ(標準)を用いています。メンゼン派や副露派の打牌など、その他NAGAでは十分に評価できていないケースも考えられますので、その点はご留意ください。

加えて、牌譜作成を筆者一人で行っていますのでミスがある場合がございます。ミスが無いよう努めて参りますが、完全ではないということをご了承ください。

記事の有料部分については試合後に随時更新していきます。記事の内容の一部についてはこちらでも無料記事でまとめています。

第1試合は一旦無料にします。翌日以降に第1試合のNAGA指摘箇所も一部有料記事に編入しますのでご容赦ください。

第1試合

出場者

東家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
南家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
西家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)

試合結果

1着:内川幸太郎 58500(+78.5)
2着:松ヶ瀬隆弥 23900(+3.9)
3着:鈴木たろう 10200(-29.8)
4着:魚谷侑未   7400(-52.6)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

NAGAデータ

松ヶ瀬隆弥
一致率:70.4%
NAGA度:84.8
悪手率:8.9%

鈴木たろう
一致率:75.6%
NAGA度:87.0
悪手率:4.7%

内川幸太郎
一致率:85.5%
NAGA度:93.4
悪手率:1.7%

魚谷侑未
一致率:82.7%
NAGA度:90.7
悪手率:2.7%

過去の全データについては下記の記事から確認できます。メンバーシップ限定です。

NAGAによる指摘箇所

打牌検出を少にした場合に指摘された箇所のうち、特にNAGAが反応している場面(~を選びたい!や、ポン!などとしている場面)を中心に、個人的に気になったものをピックアップしています。

東1局

魚谷侑未

魚谷がテンパイを外した場面、本人は5s切りとしたがNAGAは1p切ってのテンパイ外し。MAXで三色もあり得るし、タンヤオに受けて仕掛けも効く。1p切りが正着に見えるが、5s切りはどういう意図なのだろうか。

南2局1本場

鈴木たろう・内川幸太郎

南2局1本場のたろうと内川の鋭い仕掛け。どちらも序盤で難しい手形から簡単にポンしていった。いずれもNAGA推奨の鳴き。だがこれをキチンと仕掛けられるのは、やはり仕掛けなれていないと難しい。ここはいい鳴きだった。

南3局

鈴木たろう

たろうはこの局、内川に18000放銃。この放銃は避けられなかったのか?と思ってNAGAを見てみたが、オリ手順にほとんどミスは無い。そしてこの北を打つことをNAGAは強く推奨している。どうにもならない18000放銃。諸行無常。

南3局2本場

鈴木たろう

昨日の1場面、たろうが本人のTwitterでこのようなツイートしていた。

こんなことを言われたら気にならないわけがない。というわけでNAGAの打牌を確認してみた。

NAGAの打牌候補は3m・7m・4s。一応7mを推奨しているが、かなり微差である。

点数状況を考えると、親への放銃は許されない。基本的にはリーチに通っている牌から選ぶということでこの3択。

ここで各牌の危険度を見ると、どれも大差はない。4sは一応山越しのパターンもあるがレアケースすぎる。加えて点数状況を考えると、粘ってテンパイを取りに行きたい場面ではある。その場合、打牌候補は3mと7m。

だが3m7mは場に両方1枚切れ。あとは魚谷の6m→4m→6mの切り出しをどう考えるか?

たろうのツイートを見ると確かに3mよりは7mが関連する手牌になっているケースが多いのかもしれないが、いずれにしてもレアケースすぎるように思われる。

鳴かせることすらダメなのであれば、4sを打って完全にオリるのがいいのだが、万が一のテンパイ料も逃せない。だからNAGAもマンズを選びたがり、直近で切れている7mを切っているのではないだろうか。

ここからはもう人読みの領域で魚谷がどう考えて打つ人か?という話になってくる。こういう微差のケースではNAGAの使い方も中々難しい。

南4局

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