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Mリーグ2023-24 3月7日 NAGA解析/セガサミーフェニックス、醍醐プロ・茅森プロ痛恨の連続ラス

2024年3月7日、Mリーグ2023-24・95日目です。本日は渋谷ABMEAS・U-NEXTパイレーツ・セガサミーフェニックス・BEAST Japanextの4チームが対戦しました。

やはり注目はボーダー争いをしているフェニックス、BEASTの争いでしょうか。第1試合、ここではABEMAS・白鳥プロとパイレーツ・瑞原プロが抜け出してのトップ争い。ボーダー争いの2チームは下位に沈みますが、その中でフェニックス・醍醐プロは痛恨のハコラス。猿川プロは原点付近の3着でまとめ、ポイント差は大きくつきました。

第2試合は東2局にABEMAS・松本プロが6000オールをツモアガると、そのリードを保ったまま終盤へ。しかし南3局にBEAST・大介プロが恐ろしい配牌から6000オールを決め追いすがります。ただ最後はパイレーツ・優プロが3着確保のアガりを決め、松本プロがトップを守りました。

その裏で茅森プロは4着。フェニックスは痛恨の連続ラスとなってしまいました。その2試合をNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
南家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
西家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
北家:猿川真寿(BEAST Japanext)

NAGAデータ

白鳥翔

瑞原明奈

醍醐大

猿川真寿

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:猿川真寿

猿川プロはここで4p切り。一方でNAGAは全タイプ東切りを推奨しています。親の白鳥プロは老頭牌を3副露。ホンイツなのかトイトイなのかは良く分かりませんが、いずれにせよダブ東で放銃した日には倍満まであり得ます。

猿川プロの手も勝負手なので、東を切る価値があるというNAGAの主張でしょうが…人間にはちょっと無理な選択かもしれません。また、下振れがとんでもなく大きい選択はリーグ戦では選びにくいというのもあります。


東1局1本場:猿川真寿

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