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Mリーグ全局をNAGAで解析&牌譜検討!1月20日編 ドリブンズ vs 格闘倶楽部 vs ABEMAS vs パイレーツ

本noteではMリーグを毎日全試合牌譜に起こし、NAGAを用いて分析を行っています。本記事はその1月20日編となります。過去の試合記事についてはクリエイターページを参照ください。

本記事でまとめている内容としては
1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ
2.NAGAによって指摘されている悪手
3.それらを見た筆者の感想

といったところです。下記の記事を無料で公開しておりますので、こちらを見ていただければ、どのような内容を書いているかはおわかりいただけると思います。

リンク先を見るのが面倒な方のためにざっくりとした内容は以下の通り。


1.NAGAによって得られた一致率、NAGA度、悪手率などのデータ

以下のようにNAGAによって得られたデータを掲載しています。

松ヶ瀬隆弥
一致率:76.8%
NAGA度:87.9
悪手率:7.7%


2.NAGAによって指摘されている悪手+3.それらを見た筆者の感想

例えば以下のようにNAGAによって指摘された局面を挙げ、プロ側・AI側の意図などについて個人的な感想をまとめています。


南4局

仲林圭

仲林が見事なビタ止めを見せたこの場面、NAGAも判断を迷っている。5sを危険なことは分かりつつ、テンパイを取らないのも問題という状況。NAGAは5s切りダマを選んでいるが、リーチするかしないかもほぼ半々な上、5pと5sの比較も5sがわずかにいい程度。ここで5pを選べたのはかなりスゴい判断だと言えるだろう。


以上が掲載内容となります。お読みの上で興味がおありの方は、記事の購入をしていただけると大変ありがたいです。日々の更新のモチベーションアップにつながります。

また、NAGAの解析データやMリーグ悪手データベースの閲覧、NAGAの解析記事など、全て読み放題となるメンバーシップも行っています。もし良ければそちらもご登録ください。

筆者紹介
筆者はt-yokoと申します。下記リンクの「t-yokoのMリーグ/麻雀タイトル戦速報ブログ」を運営しております。麻雀は天鳳最高7段の中級者です。

本記事の注意
本記事ではNAGAの評価AIのうち、ニシキ(標準)を用いています。メンゼン派や副露派の打牌など、その他NAGAでは十分に評価できていないケースも考えられますので、その点はご留意ください。

加えて、牌譜作成を筆者一人で行っていますのでミスがある場合がございます。ミスが無いよう努めて参りますが、完全ではないということをご了承ください。

記事の有料部分については試合後に随時更新していきます。記事の内容の一部についてはこちらでも無料記事でまとめています。

第1試合は一旦無料にします。翌日以降に第1試合のNAGA指摘箇所も一部有料記事に編入しますのでご容赦ください。

第1試合

出場者

東家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
南家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
西家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
北家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

試合結果

1着:瑞原明奈  39100(+59.1)
2着:佐々木寿人 32000(+12.0)
3着:鈴木たろう 23800(-16.2)
4着:白鳥翔    5100(-54.9)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

NAGAデータ

鈴木たろう
一致率:78.3%
NAGA度:88.6
悪手率:6.2%

瑞原明奈
一致率:72.5%
NAGA度:84.1
悪手率:9.2%

白鳥翔
一致率:74.5%
NAGA度:87.4
悪手率:6.0%

佐々木寿人
一致率:67.3%
NAGA度:81.8
悪手率:10.9%

過去の全データについては下記の記事から確認できます。メンバーシップ限定です。

NAGAによる指摘箇所

打牌検出を少にした場合に指摘された箇所のうち、特にNAGAが反応している場面(~を選びたい!や、ポン!などとしている場面)を中心に、個人的に気になったものをピックアップしています。

東2局2本場

白鳥翔

白鳥のチートイツ単騎選択、NAGAは発を切って2s単騎と白鳥本人と同じ選択となった。

さすがに残り1巡でアガりは期待できない状況。ノーチャンスとはいえ放銃の可能性が少しはある2sより2枚切れの発を打つ方が普通だろう。

この後、リーチの瑞原から発が出てアガり逃しとなるが致し方ない。

南2局

瑞原明奈

瑞原はこの手牌から上家が打った4sをポンせず。NAGAはポンを推奨している。

ポンするとカン7sの5800テンパイ。7sは場に0枚で自身の捨て牌から見てもまるで打たれない牌でもない。手牌自体は受け入れがそう多くはない微妙な形なのでポンするのが普通だろう。

ただ瑞原はこれを見逃して赤5sを引き入れてのリーチ。これがいわゆる「風」なのか?

南2局1本場

瑞原明奈

瑞原は上記の手牌からカン4pをチーして7m切り。これはkっつきのイーシャンテンに受けてテンパイチャンスを増やしつつ、ドラの1p単騎待ちのマンガンなども見える素晴らしい鳴き。

NAGAも同じく4pチーを選択。これはネット麻雀っぽい仕掛けで、過去に天鳳で9段を取った瑞原が出たか。

南4局

白鳥翔

最終局、白鳥がテンパイを外していった場面、NAGAも同じく南を切ってのテンパイ外しを推奨。

ラス目のこの状況で南が2枚切れているこの形ではいくらなんでも勝負にならないということだろう。


さらにその後5p7pのシャンポンでテンパイ。ここで白鳥はダマとしたが、NAGAは渋々リーチ。

これもいい待ちとは言えないが、ダマだと出アガりが効かない。打たないよりはマシということで微差でリーチということか。いずれにしても白鳥にはキツい状況でラスもやむなしか。

第2試合

出場者

東家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)
南家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:村上淳(赤坂ドリブンズ)
北家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)

試合結果

1着:小林剛  28400(+48.4)
2着:多井隆晴 27200(+7.2)
3着:村上淳  22400(-17.6)
4着:滝沢和典 22000(-38.0)

解析結果

NAGAを使っている方は下記のリンクから解析レポートを確認できます。

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