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Mリーグ2023-24 12月1日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・鈴木優プロが大ミンカンからのアガりで逆転トップ!

2023年12月1日、Mリーグ2023-24・44日目です。本日はKADOKAWAサクラナイツ・チーム雷電・セガサミーフェニックス・U-NEXTパイレーツの4チームが対戦。

第1試合、醍醐プロが東1局にハネ満ツモでロケットスタート。このまま醍醐プロがトップ目でゲームが進んでいきますが、南場に入ると南2局1本場に優プロがマンガンツモで一気に並びます。さらに南3局の親番で岡田プロがハネ満ツモで2人をかわしてトップに立ちます。

優プロと岡田プロの熾烈なトップ争いとなりましたが、オーラスに優プロがマンガンをツモって逆転。優プロがトップを獲得しました。

第2試合、本田プロが東3局の親番でハネ満をツモって一気にリード。ただその後は堀プロと茅森プロがアガりを決めていき、3者の点差がかなり縮まった状態でオーラスへ。最後は茅森プロが裏1枚乗れば逆転のアガりを決めますが、裏は乗らず。堀プロが茅森プロを500点かわしてトップを獲得しました。

第1試合・第2試合共に僅差でのトップ争いを制してのトップ獲得…NAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
南家:瀬戸熊直樹(TEAM雷電)
西家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:醍醐大(セガサミーフェニックス)

NAGAデータ

鈴木優

瀬戸熊直樹

岡田紗佳

醍醐大

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東2局:岡田紗佳

岡田プロはここでドラの9mをツモ切り。一方、NAGAは全タイプで西切りを推奨しています。対面の鈴木優プロの仕掛けは北→発と切ってきており、テンパイ確率が上がってきています。

ドラの9mは危険牌の一つであり、放銃した時には最低でも3900からとなります。加えて自身はドラも赤もない手のイーシャンテン。さすがにこのドラを押していくのはやり過ぎな感じがします。


東3局:鈴木優

鈴木優プロはここで北切り。ドラが9sなのでこの手牌では6sがあまり機能していません。ということでNAGAは全タイプ6s切りを推奨しています。北はかなりの安全牌ですし、6sを先に切った方が良さそうですが…北を切った意図が今ひとつ分かりませんでした。

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