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Mリーグ2023-24 1月19日 NAGA解析/渋谷ABEMAS・日向藍子プロ、チームの苦境を食い止めるトップ獲得!U-NEXTパイレーツ・鈴木優プロは6連勝を逃す。

2024年1月19日、Mリーグ2023-24・68日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・BEAST Japanext・TEAM雷電・渋谷ABEMASの4チームが対戦。

第1試合、小林プロが東1局から3連続でアガりを決めてトップに立ちます。しかし東3局1本場に大介プロが萩原プロからマンガンをアガると、南1局に萩原プロが小林プロからマンガン直撃。結果、オーラスを大介プロが31300点、小林プロが31000点で迎えます。最後の最後、小林プロがきっちり1000点をアガり、大介プロをかわしてトップを獲得しました。

第2試合、日向プロが東1局にハネ満ツモ、東2局にはマンガンツモと一気にリードします。この対局は日向プロが全てを支配。そのまま持ち点を減らすこともなく、最終的に6万点超えのトップを獲得!苦しいチームを踏みとどまらせるトップとなりました。一方、この試合で個人6連勝がかかっていた鈴木優プロは3着に終わりました。

第1試合は小林プロによる超僅差のトップ、第2試合は日向プロによる特大のトップ。性質の違った2試合をNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:鈴木大介(BEAST Japanext)
南家:松本吉弘(渋谷ABEMAS)
西家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)
北家:萩原聖人(TEAM雷電)

NAGAデータ

鈴木大介

松本吉弘

小林剛

萩原聖人

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:萩原聖人

萩原プロはここで7m切り。ソーズのホンイツかドラにくっつけてのテンパイを目指す一打です。ここをNAGAで見ると、ヒバカリとカガシが7m切り推奨、オメガ・ガンマ・ニシキが南切りを推奨しています。鳴くにせよ門前で進めるにせよ、打点を狙っていくなら確かに7m切りは優秀です。打点作りに関してはさすがの萩原プロといったところでしょうか。


東2局:鈴木大介

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