小説講座『よくできた伏線の話』~張ってよい伏線と張ってはいけない伏線を使い分けよう~

どうもどうもちょきんぎょ。です。
今回は珍しく技術的な話をしますので、たぶん結構大真面目にやると思います、宜しくお願い致します。題材は『伏線』。

いつも通り、一小説家である私の創作論のひとつですので、なんか役に立てばいいなくらいでやっていきます。

まず、私が思うに、伏線は大別すると2種類存在します。

ひとつは『張ってもよい伏線』

もうひとつは『張ってはいけない伏線』

どういうことなのって感じですが、それは記事の中で明かしていこうかなと思います。今回は先に、後者、『張ってはいけない』方から。


【伏線は張るものじゃない】

さて、ひとつ基本的な情報をぶっ壊すような話なのですが、伏線というのは『張ってはいけない』ものが存在します。

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