見出し画像

「生き急ぎ野郎」の生存報告

「先月、子どもが生まれたんだ」
30歳のサラリーマンが言いました。

おめでたい話です。これからは家族を守るという責任を背負ってがんばれ!と応援したくなります。

30歳のサラリーマンは続けます。
「実は今月、家を買ったんだ」

まあ、家族が増えたら広い家に住みたいですもんね。わかります。でもローンの返済も大変だろうし、責任が重くのしかかってくる大変さは、大丈夫なのかなとちょっと心配。

30歳のサラリーマンはこう締めます。
「あと、来月に転職することになった」

みなさん、どう思いますか?
出産。住宅購入。転職。ライフイベントの代表格ですが、これが一気に、ものの数ヶ月の間にギュッと巻き起こるなんて。

「お前、大丈夫か?」
「なんで相談してくれなかった?」
「まだ間に合う。考え直せ」

普通なら心配しますよね。もし事前に相談されていたら、ほぼ間違いなく止めますよね。子どもは授かりものだから良いとして、他の2つは「ちょっと時期ズラしたら?」と言いたくなります。

すみません。私、やってしまいました。
現実では30歳ではなく、今年32歳ですが、「出産」「住宅購入」「転職」を3ヶ月連続、ドンドンドーン!と、やってしまいました。

正直、周りの人にはあまり報告できていません。
なぜなら絶対心配されるから。なんならちょっと怒られそうだから。

でも不思議。当の本人は不思議なくらいに平然としています。
普通だったら決心するのにそれぞれ時間を掛けたり、
様々なリスクを鑑みて時期をずらしたりする。
私も生来、そういうタイプの性格だったはずなのです。

しかし人生はわからないもの。
傍から見れば私は「よっぽど生き急いでいる人」もしくは「無計画なアホ」と思われている。そうひしひし感じています。

でも、いま現在の時点で、私はとりあえず普通に生活しています。
むしろ新居で、新しい職場での挑戦に燃え、我が赤ちゃんと遊んでいます。
このちょっと幸せな生活がいつまで続くのか。いつ終わるのか。
もし長く長く続いたとしたら、赤ちゃんを生むのも、家を買うのも、転職をするのも、意外と「大丈夫」だということになります。

そうなるように、随時このnoteに近況を書いていきます。
私が幸せに生きている内は、私のように生きても「まあ大丈夫そうだな」と思っていただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?