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言葉の響きに隠された魔法。

本と夏とアイスカフェオレ。唐揚げとハイボール。枝豆とビール。最高の組み合わせってありますよね。誰か決めたわけでもなく人々の耳に心地よい組み合わせってすごく素敵だと思いませんか?

僕は特に唐揚げとハイボールなんて聞くと、パブロフの犬のようによだれが出てしまうほどの無類のハイボール信者なので、この心地良い響きの組み合わせを身に染みて感じることがあります。

食べ物や情景の「響き」っていうのは人間の意識に残りやすいものなんだと思います。

僕はこの聴覚の記憶力が割と高めです。声のトーンで人の機嫌も大体わかりますし、何かあったのかなと思って聞いたら結構大きな悩みを抱えていた、なんてこともよくあります。

この能力は日常生活のコミュニケーションにとっても役立つんです。悩んでいそうな人を感じ取れば、その人にはあまり話を振らない方が良いですよね。カクテルパーティ効果も人より鋭敏で、自分に話しかけようとしている人の会話もすぐに入ってきます。

こんなにコミュニケーションに特化した聴覚が鋭敏になったのにはワケがあるんです。それは「イジメ」です。僕がイジメられたわけではないんです。かと言って誰かをイジメたわけでもなく、その「間」ですね。中間の立場に中高6年間いた結果なんです。

僕の学年は少し狂っていたので、いじめっ子といじめられっ子が日々入れ替わるんです。何がそうさせたのかは未だに分からないんですが、誰かをいじめようとすればそいつがヤラれる。そんなことが繰り返される中で6年間、自分がイジメられないように立ち回るのは至難の技でした。

片方につけば片方にヤラれる。形勢をいち早く察して身を翻さなければいけない極限状態でした。そんなことを6年間していると、人が話しただけでその人の気分と思惑がわかるようになってしまったんです。怪我の功名とでもいうんでしょうかね。

そのおかげで今こうやって人のコミュニケーションをうまく取ることになんら不自由はしていないので結果としては良かったのかもしれません。

とまあこんな感じで何か一つの五感を鋭敏にするには環境か努力のどちらかが必要になってきます。しかし、五感は失わない限り、一生使うものなので鍛えておいて損はないかなと思います!

嗅覚に関しては最近トレーニング中なのですが、朝起きて深呼吸してその吸い込んだ空気の奥にある季節の匂いを体に覚えさせたりしています。効果があるかはわかりませんが、場所によっても季節の匂いに違いがあることに最近気付けました!

嗅覚、触覚、味覚と鍛えていけば今まで「観(み)えて」いなかった何かに気づくこともできるかもしれません!

フィーリングを大事にする人間を目指して1日を過ごしてみましょう!


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