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教員退職後、最初のステップは?3

昨日作成したコンセプト

教員退職後、今日で3日目になりました。

昨日作成したコンセプトをもとに
今日は
・支援対象
・課題
・提供できること(サービス)
をまとめていきます。

一つ一つを考えていくことで、自分ができることが明確になってくる。
「あの子の時はどんなアプローチだったかな?」
「この子には何がよかったんだろう」と過去のことも振り返りながら、
自分ができることを明確にしていきます。

まず
支援対象
・支援対象は、不登校の小学生または不登校傾向にある小学生とその保護者

つぎに
課題
1,現在は、不登校児や保護者に対する支援機関が少ない。
子どもに対するアプローチでは、
・学校
・適応指導教室、
・不登校特例校、
・フリースクール、
・ホームスクーリング
・習い事、学習塾
・スクールショーシャルワーカー

保護者に対するアプローチでは、
・学校のスクールカウンセラー
・学校の先生
・学校の教育相談コーディネーター
・支援機関の相談窓口
・スクールショーシャルワーカー

という感じだろうか。

さらに、そもそも支援機関が少ないのに、支援機関と家庭とをつなぐ存在がいない。
高齢者に対して、ショーシャルワーカーやケアマネージャーがいるように
不登校に対しても支援機関と家庭をつなぐために、選択肢や事例を挙げられる人がもっと必要。

2,不登校に対する社会からの認識がよいものではない。
・逃げている、さぼっている
・弱いから集団になじめない
・親の教育が悪い
以前よりは、ずっとよくなったが、いまだに不登校は個人の問題で、
社会の問題ととらえられていない。

何人も不登校の子供たちに出会ってきたが、
「自ら不登校を選んでいる」これは私の実感。
選択肢が学校しかないから、行かないことを選んだ。
しかし、社会の認識はそこに追い付いてこないので、
子どもは「いかない自分は弱い、悪い」
と自分を責めている。


3,不登校の個別の段階や個性の見極めが難しい。
不登校は「放って見守りが大事」
などとよく言われるが、見守りが大事な時期があるということで、
いつもいつも見守ることが適切とは限らない。

不登校の段階は3段階~7段階までいろんな過程が示されている。
私が分かりやすいと思っているのは4段階。
「行き渋り期」「混乱期」「慢性期」「回復期」

「行き渋りの期」
体調不良で休んだあとなどで、数日元気になっても登校しないようなことがある、時々休む、朝遅刻が増えるなど、教室でもその兆候は捉えることができる。
「混乱期」
学校へ行かなくなり、「いけない自分」をせめて暴力的になったり、過度のに保護者に愛情を確認したりするようになり、保護者も本人も一番つらい時期を過ごす。
「慢性期」
時間の使い方などが安定してくる。保護者も行き渋りや混乱期ほど学校の話題をしなくなるが、「ゲームばっかり」「昼夜逆転している」「本当にこのままでいいのか」保護者の焦りはつのる。
「回復期」
友達に興味をもったり、外に興味をもち始める。意識が外に向く。保護者も一緒に楽しいことができるとよい関係を保つことができる。

最初に書いた「放っておくこと」は慢性期に一番有効な手段。
それぞれの段階で、大人のアプローチは違ってくるはずだけれども、
そこまでの見極めがなかなか難しい現状がある。

上のような3つの現状に対して、私がアプローチしていきたいのは、

1,保護者のカウンセリング、外部機関の紹介、連携の手伝い。
2,子供のカウンセリング、自分の選択に自信をもつ手伝い。
3,子供の不登校の段階の見極め、それぞれの段階に対する教育的アプローチ



おっと、1500字を超えてしまう。

まとまってきた気がする!
今日はここまで。明日はできることをまとめていこう。


自分の信じた世界から自分を高める
共に学ぶ舎「HAG」

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