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自動翻訳や生成AIがあるこの時代に英語を学ぶ理由

日々英語学習に勤しむものです。

Chat GPTの最新版、「GPT-4o」が発表され、音声認識や応答速度がかなり上がったそうですね。
また、Samsungの新型スマートフォンには、通話しながら同時通訳されるAI機能が備わったというニュースも聞きました。
こんな技術発展すさまじい今の世の中で、時々湧いてくるこの疑問、

「いまさら英語を学ぶ必要ってあるの?」

こんな私の疑問に答えてくれる記事を先日見つけました。
この記事ではその記事の紹介と、自分の体験を通じて感じることを書きたいと思います。


記事紹介

先日見つけた記事がこちら。
言語学習アプリで有名なDuolingo創業者が来日し講演をされたときの記事です。

講演題目は「教育分野におけるAI活用」であり、語学学習の意義がメインテーマではなかったようですが、この記事によると以下のような内容が話されていたとのことです。

AIを使ったリアルタイム翻訳の場合、文が完成するまで翻訳を開始することはできません。これは言語ごとに語順の違いがあることに起因するもので、仮にAIの翻訳精度が完璧だったとしても必ず発生するものです。

上記記事より

たとえばロンドンに移住して英語を使った仕事に就きたいと思ったときに、通訳を雇うことはできないと思います。だから英語を学ぶ必要があるのです。今後もその需要が減ることはないと考えています。

上記記事より


私の体験談、思うこと

先日記事に書きましたように、私はいま外資系の企業に勤めています。

アジア圏の本社の方とWEB会議がある際、
英語で行うこともありますが、日本側の会議室に通訳の方に入って頂き現地言語で行うことがあり、
本当にもどかしく感じるのです。

本社の方が話す。
→通訳の方が理解し、翻訳する。
→日本側が返答する。
→通訳の方が理解し、翻訳する。
→(最初に戻る)

というステップを踏むため、
日本人だけのミーティングと比べて、かかる時間は倍じゃ済まないように感じています。
思っているよりもこの遅延時間は長く感じます。
時間を多く要するため、議題もより厳選しないといけなく、
また、通訳の方が多く在籍していないため、会議の予定調整も手間で、負担は増化します。

また、どうしても通訳の方を介して話す必要があるため、
直接相手と話をしていない感があることも否めません。

人と人のコミュニケーションツールである言語、
それを他人にゆだねてしまうと、
相手との信頼関係の質が落ちると思っています。
今後遅延がかなり短い同時翻訳機などが出てきたとしても、
そんな機械を使いながら会話する人と本気でコミュニケーションをとろうとは思わないんじゃないかなと思います。

だからこそ、お互いが共通して理解できる言語、
その最たる英語は必須なんだと思っています。

少し余談

先日広島旅行をし、路面電車に乗った際にオランダ人のカップルに話しかけられました。

最初彼らはスマートフォンでGoogle翻訳を使い、質問内容を打った画面を私に見せてきました。
電車賃をどうやって支払ったらいいかわからない、とのことでした。
私が英語で話して教えてあげると、びっくりするくらい笑顔になってくれました。
そこから目的地に着くまでの間、日本へ旅行に来た理由や他の旅先での感想などを話しました。

初めて行く国での旅のお助けツールとして、自動翻訳ツールは間違いなく便利なツールと思います。
ですが、人と人のつながりを生む一つ上位のレベルに至るには直接の会話が必要不可欠で、共通の言語があることの大事さを気づかせてくれた出来事でした。

最後に

今後もAIを筆頭に技術の進化はすさまじいと思います。
それでも、

直接するコミュニケーションにおいて、信頼関係を築くために共通の言語習得は必須である。
より多くの国の人と会話するためにも、その最たる言語は英語である。

を忘れず、これからも英語学習に励んでいこうと思います。
最後まで記事を読んでくださり、どうもありがとうございました。

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