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その300円のボールペンは、なにが100円のボールペンの3倍いいのだろう?

「その300円のボールペンは、なにが100円のボールペンの3倍いいのか?」

こんな言葉をあるイベントに出店した時に実際聞かれたことがある。
そう言われると実際非常に困る。
日本の文具メーカーは切磋琢磨し、書き味においては特に世界最強とも言えるコスパを発揮している。

そんな状況下において、このペンはなにが3倍いいの?と言われても、本体のデザイン性を語ったところで、お問い合わせを頂いたお客様にはきっと通じない。
実際書き味においては、100円のボールペンの方が良かったりもするのだから、無理にすすめることは諦めて、「かっこいいでしょ」とお茶を濁したことを覚えている。

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そんな出来事から数年経って、あるボールペンが販売された。

10年以上トップクラスの人気を誇る「ジェットストリーム」を製造しているuni 三菱鉛筆さんから登場したそのボールペン「ユニボールワン」は、登場してすぐに人気ランキング上位に組み込む人気っぷり。
そして、更にその上位シリーズとして生まれた「ユニボールワン F」はまさに「300円」のボールペンとして市場に登場して、なおかつコスパ最強とも呼び声が高い。

今回はそんなボールペン「ユニボールワン F」を、当店おなじみの名入れシリーズとして販売開始することになったのでご紹介したい。

低重心でブレない安心感と美しいデザイン

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そもそもユニボールは、従来のボールペンのインクより黒く濃くインクが出ることがセールスポイントだ。
黒は一層濃く、カラーはより鮮やかに発色して、立命館大学との共同研究では、このクッキリとしたインクで書かれた文字の方が記憶に残りやすいなんて研究結果も出している。

そんなユニボールワンに追加されたのが、スタビライザー機構と呼ばれるペン先に組み込まれた金属による仕様変更は、低重心による安定性と、ペン先のブレを低減する効果を生んでいる。

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更に、ペン本体もシンプルなカラーリングが施され、とても大人な印象が残る。
くすんであせたような色「フェイデッドカラー」は、原色のイメージが強いボールペンを、日常見慣れたような落ち着いた印象に仕上げてくれるので、大人が持っていても全く違和感がない。
「消炭」「無垢」「花霞」といったカラー名も、日本の色合いを強く意識したものになっていて、メーカーの本気度が感じられる。

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安価な基本モデルに採用されていたゴム製の持ち手もなくなり、ペンの表面はシンプルですこしざらついた感触。それでも十分筆記時にはグリップするし、ゴムよりも取り回ししやすい印象がある。

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見た目も美しく、筆記性能にもきちんとした強みがあり、低重心でブレも押さえている。
これで基本価格が300円(税抜)というのは、世界から見ても驚きでしかないコスパの良さだと断言できる。
ただ、あの時「何が3倍いいの?」と訊いてきたお客様には、もしかするとこれでも「3倍よい」とは感じられないかもしれない。

そもそも「よさ」なんて人によって感じ方が変わる。
ただ安くて文字が書ければそれでいいという人からすれば、ユニボールワンFはなんだか少し高めのボールペンにすぎないだろう。

けれど、このボールペンにはハッキリと「よりよいもの」を作り出そうとする意志が込められていると自分は感じたので、「DOCKET Office Suply」といううちのオリジナル名入れペンとして販売させていただくことになった。

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市販モデルとの違いは、DOCKET Office Suplyという「もしうちのお店が文具をオフィスに提供するサービスをやっていたら・・・」を妄想した事業のロゴが入っていることだけ。

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どこでも手に入るボールペンだからこそ、うちのお店に縁を感じてくださったことを見える形で表現してみたい。
そんな想いからはじめたシリーズなので、ぜひ気になる方はネットストアでもご覧いただければと思う。
そして、単にこのボールペンが気になるなと言う人は、お近くの文具屋さんで手にとってもらうのもいいと思う。

そして、あなたが100円のボールペンと比べてどんな風に感じたかを少しだけ考えてみてもらえたら嬉しい。

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