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『A4コピー用紙』を使う全ての人に伝えたい。『A4コピー用紙』のポテンシャルをもっと活かせる道具の話

A4サイズのコピー用紙が好きだ。

そんな話を聞いても、ほとんどの人は「ん?」となると思う。

A4サイズのコピー用紙に好きも嫌いもない。
オフィスに行けば常備され、印刷ミスは裏紙としてメモ帳代わりに使われる。
そこには「それ以上も以下もない」し、「好き」も「嫌い」も浮かばない。

そんな人がほとんどなのではないだろうか。
それくらいに、A4サイズのコピー用紙は、私達の仕事場において当たり前な存在になっている。

リモートワークを始めた人の中にも、家庭での資料等の印刷が増えているのではないだろうか。
A4サイズのコピー用紙を束で注文して、家に迎え入れたけれど、印刷する以外にはあまり使えず持て余している。そんなことはないだろうか。

それはもったいない。
A4コピー用紙のポテンシャルを活かしきれていない。

今日は、A4コピー用紙を愛する私から、あなたのお家のA4コピー用紙をのポテンシャルを解放できるようなアイテムを紹介させていただきたい。
この記事を読み終わったあなたは、ドラゴンボールでZ戦士たちの潜在能力を解放させた最長老様の如く、A4コピー用紙の能力を解放できるようになるに違いない。

ゴールデンウィーク後にリモートワークが続いても、緊急事態宣言が終わり通勤が始まっても役に立つ。
A4コピー用紙の魅力を解き放つアイテムたちのことをぜひ知ってほしい。

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A4コピー用紙を創造の道具にする『HINGE PRO』

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コピー用紙をノートのかわりに使う。
たぶん、ビジネスマンなら誰しもがやってみることだと思う。

1枚あたりのコストが0.58円とかなA4コピー用紙は、白紙で使ったって十分安価だ。

ただ、紙を保護するものがないから散らばってしまいがちなので、クリップボードに挟んでみたり、ステープラーでまとめたりして使ったりしてきた。
ただ、なんだか見かけも安っぽくなってしまうし、カバンに入れる時に保護もしたいので便利なものはないものかと探していた時にはじめに出会ったのはポスタルコさんのスナップパッドだった。

コピー用紙にパンチで穴をあけるだけで、おしゃれなメモパッドとして持ち歩けるその発想のすばらしさと色合いや素材感は、今でも唯一無二なものだし素晴らしいと思う。

ただ、パンチで穴をあけることや、一番上の紙にしか書きにくいといった弱点もあって、次第に使わなくなっていった。

そんな私が、改めてコピー用紙を創造の道具として使いたくなるアイテムとして再認識するきっかけになったのが今回ご紹介するidontknow.tokyoの「HINGE PRO(ヒンジ プロ)」だ。

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HINGE PROはA4サイズのコピー用紙を持ち歩き、ひらめいたアイデアをいつでも書き込むことができるようにしてくれるアイテムだ。

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そのまま持ち運ぶことはもちろん、カバンの中でもA4コピー用紙を守ってくれる丈夫なカバーを使っていて見ためも非常にシンプル。
厚手のポリプロピレンシートを使用していて、質感も安っぽさは全く無い。

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本のようにHINGE PROを開くと左側のいつでも書き込めるようにA4コピー用紙をスタンバイするスペースと、真ん中のペンを引っ掛けられる四角い穴、そして右側のA4コピー用紙を貯蔵できるポケットが見て取れる。

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A4コピー用紙がセッティング可能で、思い立ったらすぐに白いキャンバスへ頭の中のあれやこれやを書き出すことができる。
机の上で書くときには、手前から登っていくような形で傾斜がついていて、これがまたほどよく心地よい。

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この、極限までシンプルな筆記スペースを実現しているのが、この写真右側の絶妙な隙間。
1枚だとA4コピー用紙が滑り落ちてしまうが、3枚以上重ねることでしっかり保持される。
最大で20枚程度までセットできるので、補充の手間なく書き終わったコピー用紙は抜き取ってしまえばどんどん書き込めてしまう。

もちろんパンチで穴をあける手間もかからない。
残しておきたいアイデアをスキャナーで取り込む際も、パンチ穴が映り込むこともないので気持ちがいい。

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また、HINGE PROはたった状態や不安定な状態でも使用できる。
一番端を持って床と水平に持っても、写真のようにしっかり保持される。
外食の際に椅子しかない場所でお子さんがお絵かきをしたいと言った時にも、ベッドやソファの上でアイデアが思い浮かんだ時にも、HINGE PROは受け入れてくれる。

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ペンホルダーとして使用できる背表紙部分の穴は四角い形状をしていて、大きめのクリップがついたボールペンでも余裕をもって取り付けができるように配慮がされている。

メモをする際に、紙が手元にないことと、ペンが手元にないことは馬鹿にできないほどの致命傷となる。
「めんどくさい」という感情が出た瞬間、人は「覚えとけばいいかー」と根拠のない脳への自信をもちはじめ、アイデアは藪の中に消えていくものだ。
キャップタイプのボールペンだと、取り外して書き始めるまでの時間が更に短縮されるので更にオススメできる。

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筆記スペースの逆側には、予備のコピー用紙や記入済みコピー用紙を収めるためのポケットがついている。
A4コピー用紙なら40枚程度入るので、印刷した資料などを入れて持ち運ぶのにも有能だ。

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そして、HINGE PROはPROとだけあって、「MacBook」と「MacBook PRO」のように従来モデルからパワーアップしている。
使用しているシートの厚さが2倍となっているため、立って書く際のしなりが少なくなり、ポケットへの収納力も2倍になっている。

ノーマルなHINGEも軽くていいんだけれど、うちのお店では触った質感や使い勝手を考えた結果PROの方をオススメさせていただいている。

A4コピー用紙に美しい待機状態を『PAPER SERVER』

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さて、HINGE PROでA4コピー用紙を使う最前線が整ったら、A4コピー用紙の貯蔵方法のことも考えなければならない。

思い出してほしい。
あのA4コピー用紙の新品を袋から取り出す時の美しさを。
そして、コピー機に入れられなかった分の乱れ具合を。

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A4コピー用紙を愛するのなら、これはいただけない。
あの、袋から出した瞬間の美しさを維持する必要性が出てくる。
そこでオススメなのが「SOGU PAPER SERVER A4(ソグ ペーパーサーバーA4)」だ。

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A4サイズのコピー用紙を、あの新品の袋を剥いた状態そのままに美しくセットできる。
それがSOGUのPAPER SERVER A4のシンプルにして最高な機能だ。

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トレーの4つの角の内、2箇所が開いているからちょっとメモ紙を取りたい時にも自然な動作で取り出すことができる。
もちろんここからコピー機に用紙を足してもいい。
溜まった裏紙を入れておくと経済的だし、裏紙ですら美しいオブジェに変わる。

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当初は100枚用のタイプしかなかったけれど、ユーザーからの要望で今は250枚程度収納できるHIGHタイプもラインナップされている。
HIGHタイプはコピー機や複合機のコピー用紙補充にはもちろん、分厚いA4コピー用紙の塊感を堪能できるのでA4コピー用紙好きにはたまらない仕上がりになっている。
興味がなかった人もその美しさに目覚めると思う。

A4コピー用紙を本みたいに持ち運ぶ『SLIT』

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さて、A4コピー用紙を設置するベースキャンプが整ったら、遠征についても考えなければならない。
A4コピー用紙に印刷した資料や、HINGE PROで書き出したアイデアを保護しながらもかさばらせずに、スマートに運びたい。
それならidontknow.tokyoの「SLIT(スリット)」は間違いなくオススメできる。

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SLITはクリアホルダーのように薄い。
しかし、その用途は似ているようでかなり異なる。

クリアホルダーは中に入れている資料の情報の一番前の紙を開くことなく把握するのにとても便利だ。
一方SLITは中身を見せたくない書類やアイデアスケッチを隠してくれる。

ただ、それだけであれば、色付きのクリアホルダーを使えばいいだけの話。
SLITにはそれ以上の機能性がある。

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商品の説明書きを見てもらえば分かる通り、SLITはA4コピー用紙を「冊子」にできる道具だ。
中にいれた紙はパラパラとめくって、必要な書類を探すことができる。

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2辺が綴じられているクリアホルダーと違って、1枚のSLITに色々なプリントを挟んでいても、ページをめくるように探し出しやすいので、学校で配られるプリントなんかもガンガン混ぜて時系列で挟むこともできる。

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これだけの機能性を、背表紙上下に付けられたミシン目だけで実現しているというのが本当に驚異的。
このミニマルな構造によって20枚ぐらいまでのA4コピー用紙がとてもスリムに、かつスマートに持ち運べる。

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例えばノートパソコンやタブレット保護するためのケース。
SLITは一緒に入れてしまえるぐらいに薄いので、パソコンと最低限のA4コピー用紙に印刷した資料をセットで持ち歩ける。

もちろん適度な強度があるので、コピー用紙は折れたり汚れたりすることはない。
クリアホルダーでA4コピー用紙を持ち運ぶのに満足できなくなったなら、SLITは間違いなく一度は試してもらいたい。
それだけの価値がある道具だ。

A4コピー用紙を常に感じられる『PAPER SIZE BAG』

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さあ、A4サイズのコピー用紙を活用する準備は十分整った。
ただ、それでもA4サイズのコピー用紙への理解が十分とはいえない。

そんな時にオススメなのがCinqpoints(サンクポワン)のペーパーサイズトートバッグだ。

そもそもA4サイズってなんなのか?
皆さんご存知だろうか。

そもそもA4は「A版」と呼ばれる物理学者オズワルド氏によって提案されたドイツのサイズ規格が国際規格となったものの中の1つのサイズ。
面積が1㎡の長方形を「A0」とし、長方形の縦横の比を「白銀比」と呼ばれる1:√2と定めることによって、どこまで半分にしても同じ形(相似な形)になっていくという。

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A0を1回半分に切ると「A1(新聞紙を広げたサイズ)」。
A0を2回半分に切ると「A2(新聞紙の広げる前のサイズ)」。
A0を3回半分に切ると、コピー機でも使用する「A3」サイズになる。
そして、A0を4回半分に切ったサイズが、我々が愛する「A4」サイズとなるわけだ。

「A0」のサイズの元になっている1㎡(平方メートル)の元になっているメートル法は、世界で最も多く使われている国際規格だけれど、その発祥がフランスにあることはあまり知られていない・・・というか意識することもないのではないだろうか。

フランス革命後の1790年3月に、国民議会議員であるタレーラン=ペリゴールの提案によって、世界中に様々ある長さの単位を統一し、新しい単位を創設することが決議された。
それを受けて1791年に、地球の北極点から赤道までの子午線弧長の「1000万分の1」として定義される、新たな長さの単位「メートル」が決定された(これにより地球の円周が4万キロメートルとなるように定義されたが、地球は厳密には球ではなく、回転楕円体に近い形をしているので実際にはやや誤差がある)。

wikipedia「メートル法」より引用

つまりざっくり言うと、世界各国で長さの単位がバラバラだと貿易とかしにくいから、地球の大きさを基準にしたサイズをみんなで使おうぜというために生まれたのがメートル法なのだ。

メートル法が世界各地で使われていることによって、コピー用紙はA4サイズに落ち着いたといっても過言ではないわけである。

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このペーパーサイズトートバッグをデザインしたCinqpoints(サンクポワン)は、メートル法発祥の地であるフランスのブランドだ。

メートル法によって定められたA班のサイズがきちんとmm(ミリメートル)サイズで記載されているので、A4サイズを愛する者にとってはたまらない仕上がりになっている。

仕事道具をいれるもよし。
インテリアの一部として取り込むもよし。
有料化されたスーパーの袋のかわりに使うもよし。

ぜひ、手元に置いていつでもA4サイズを確認してほしい。

A4サイズを愛する全ての人々へ

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このA4サイズのコピー用紙を活用するための道具たちについての5000文字近い文章をここまで読んだあなた。

まず感謝を伝えたい。ありがとう。

でも、本当はもっと話したい。

13インチのパソコンも入るけど、不織布でできているので水濡れからもA4コピー用紙を守れるPCケースの話とか
奥行きがA4サイズにピッタシなので、仕事に使っていて最高なデスクマットの話とか
A4書類をクリアホルダーに挟んで分別してまとめるのに便利な箱の話とか
A5サイズで持ち運べるけど、水平に開いてA4サイズのように使えるノートの話とか
A4の紙に書いた内容をガンガンとりこんでデータ化できるスキャナーの話とか
無印良品の収納用品は実はA4サイズを入れるために生まれたようなサイズである話まであるんだけど、語り尽くせばまた日が昇るのでやめておく。
興味があればリンクから読んでみてほしい。

ニーチェはかつて、「何か新しいものを初めて見つけることではなく、古いもの、あるいは誰の目にもふれていたが見逃されていたものを新しいもののように見出す(みいだす)ことが、真に独創的なことである」という言葉を残している。

A4サイズのコピー用紙は誰にでも手に入れられて、特段目新しいものでもない。
でも、そんなものこそ、文具を切り口に見方を変えれば、あなたの日常を豊かに彩る道具になりうる。

A4サイズのコピー用紙が好きなやつに悪いやつはいない。

これは私がいま適当に考えた言葉だ。
でも、この話に共感してもらえる人はだいたい友達になれそうな気がする。

このnoteが、あなたがA4サイズのコピー用紙を愛する一助となれば嬉しい。

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