ちゃんぽん麺

ちゃんぽんが好き

ちゃんぽん麺

ちゃんぽんが好き

最近の記事

母に優しくなれない僕へ

「母の気持ちの調子が悪い。父が浮気したのかも」 そんな連絡が兄姉から末っ子の私にきた。父75歳、母65歳である。 近くに住む兄姉は、様子がおかしい母に声をかけたが、あまり何も話さないのだと。 「末っ子で可愛がっていたあんたにならお母さんも気持ちを言うんじゃないのかしら」と兄姉に言われ、私は数週後九州の実家に帰った。 心配している子供たちをよそに、何事もないかのように振る舞う2人。しかし2人の間の張り詰めた雰囲気は明らかである。夜の食事をキッチンで2人準備する間、喧

    • 実家という呪いにやられちゃう君へ

      ハーイ、返事遅くなりました。 生まれる家を選べないのって本当にやるせないよね。 しかもその呪いはすぐに僕らが見ている世界の色を変えようとしてくる。 呪いイズVERY厄介。 まともに生きるって何だろうね。 誰かの基準じゃなく自分が満足する生き方をするって事なんだろうけど、誰かの基準と自分の基準を見分けることも中々高等テク。 基準だけじゃなくて他者の課題と自分の課題をうまく仕分けできず、過剰に自分を責めたり、逆に相手を責めすぎたりしちゃうこともあるし、あーライフイズハード。

      • とある女の子と付き合おうか悩む君へ

        こんにちはマンボウくん、お便りありがとう。 はてさて悩ましい事案ですね。 端的な答えが出せず、お手紙という形で返答というか感想を綴りたいと思います。 君が付き合おうとしている彼女は今どういう生活なのか、どんな恋愛遍歴だったのか、二人はどこで出会ったのか、彼女はマンボウくんの何を好きになったのか、マンボウくんは彼女の何にひかれているのか、など色々疑問はでますが、それは置いといて勝手に彼女について想像をします。 父が自殺し、母にも捨てられた。まず生きる設定がハードモー

        • 下流志向読書感想文

          小さい頃から漠然と「いい人間」になりたかった。 「いい人間」って?優しい人?唯一無二のスキルもっていること? 考えてもよくわからず、与えられた勉強をこなしていた。 本書が指摘する若者というのは私の世代付近のことであろう。 私はどう学んでいたのだろうか。 我が家では、学ぶことは生活に必要な食事や寝床を得るための対価であった。勉強をし、成績をあげることが生活し続けるために必要だと感じていた。医学部にいった最大の理由は金銭的な報酬が確実に得られると思ったからだ。

        母に優しくなれない僕へ