コメント_2020-01-14_172201

正義の誹謗中傷?

ニコニコに端を発し、YouTubeやテレビにその活躍の場を広げている動画投稿者・生放送主のゆゆうた。このnoteを見て頂いた方の中にも、ファンである、名前なら聞いたことがある、という人もいるのではないだろうか。

人気の理由は方々で囁かれているだろうが、思うに、彼の独特な歌声や曲のチョイス、その一方で高い伴奏技術をも持ち合わせていることなどがその一端を示しているのだろう。

そんな彼は、「一般男性脱糞シリーズ」なる楽曲の演奏動画を度々投稿していることでも知られている。曲の詳細について、詳しくは以下のサイトを参照してほしい。(あくまで参考程度)

この「一般男性脱糞シリーズ」という曲の問題点は、上記サイトでも述べられているように、ある特定の実在する個人を中傷する、明確な意図を持って製作された曲であるということだ。その特定の個人とは、弁護士の唐澤貴洋氏である。彼の名前は、当該曲中の歌詞にも現れている。
彼がなぜ中傷されることになったのか、という背景は先ほどのサイトであったり、あるいは過去にテレビ番組「世界一受けたい授業」に出演した際にも述べていたりするため、気になった方は確認して欲しい。

ネット上で行われる誹謗中傷は、相手の如何を問わず絶えず行われている。標的を政治家や大物タレントとしたものについては、ある意味で週刊誌等も「パブリックな意味での」誹謗中傷を行っているから、我々は特に何も気にしていないというのが実情である。

それが一たびいじめの問題、またそれに付随する自殺の問題となった場合、我々は怒れる市民に姿を変える。

この差は、一体どこでつくのだろうか。

そんな一人の弁護士を揶揄するこの曲は、ついに吹奏楽団で大々的に演奏され、ツイッターやYouTubeに投稿される域にまで達している。

楽しそうに演奏する400人。そこに悪気は感じられず、動画は高評価が圧倒的に多い。ただひたすらに、違和感を覚える。

この現状を因果応報と主張し、正当化する人間は多いだろう。彼がしたことを考えれば、この程度の弄びは許されると。

「正義の」誹謗中傷を笑って見過ごす多くの人に、同じような被害に遭う子ども達を擁護する資格は果たしてあるのだろうか。自分自身の行動の是非についても、常に監視する目を養いたい。

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