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いつの間にかスタント・アクションの最前線を疾走中!とどまるところを知らないガチトムアクションが楽しみな「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」見た

Mission: Impossible - Dead Reckoning - Part One/2023年製作の映画
鑑賞:2023.8.3 記事公開:2023.8.4
監督・脚本:クリストファー・マッカリー

随分前からいきなりスタントシーンの紹介から始まる宣伝が面白い。本予告編そのものはあまり見ることもなく本編が始まっちゃった。
スパイ物とかジャンルを逸脱して独自の世界を作りつつあるので目せざるを得ない。
そろそろトランスフォーマも始まるし、いつIMAXを追い出されるじゃないかとヒヤヒヤしてたけど、やっと観に行けた。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

映画は爽快感にはかけるけど、終始緊張感があって見応えがあった。
(多分)二部作なことをちゃんとお知らせしているのはありがたい。
お話は大筋ではいつもと同じなんだけど、詳細になると何がなんだか。それでも、楽しいのは別なパートなので問題ないと思った。AIが暴走してて、それを管理するのに2つの鍵が必要。という理解でいいのかな?

見所はもちろんトムクルーズの超絶スタント、スリリングアクション。この緊張感のあるアクションは一種独特のものになってきた感がある。列車の上での格闘なんて何回目だよ、と思うにも関わらず引き込まれる。なんかあるな。
今作は、2部構成前提のためか、各々のシーンが掘り下げられてて面白かった。空港でのスリ合戦とか後半の列車登りとかは、若干間延びしてた気がしないでもないが、ああいうのをじっくりやるのは忙しない最近の作品と比べると面白いかもしれない。
ただ人が集まって話してるだけのシーンがいくつかあったけど、緊張感があってよかった。音楽のせいだろうか。それともリーダー会議での異分子演出のように仕掛けがあるのかな?
音楽は全編にわたって控えめ。シリーズ的に主要なキャラクターを殺してしまうので、あんまりはしゃげなかったのはあるかも。紅一点、美人で愛されキャラを退場させるとこいうことになるか。いや、スパイものだしまだ生きててもおかしくない。冒頭で偽装死やってるけどそれは誘導かも。
それでも、あのテーマソングが高らかに鳴り響く爽快感が味わえないのは、ミッション:インポッシブルを見た気がしない。PART TWOへのお預けになってしまった。音楽にあまり起伏がなく、全体の緊張感も均一になっていた。「黄色いフィアット」などがうまく笑いに落ちてなくうまく緊張感が拔けなかった印象。トムが暴走列車に飛び込んでくるシーンも面白シーンだと思うんだけど、なんか笑いずらい。

新キャラは、ちょっとアジアテイストな面影のあるスリ師グレース・ヘイリー・アトウェルさん。キャプテン・アメリカのペギー・カーター役が有名だと思うけど、こんなにスタイル良かった?と思うほど立ち姿が美しい。アクションの合間のちょっとした引き絵が妙に絵になる人でした。レベッカ・ファーガソンとのヒロイン交代なるか?アラナ役のヴァネッサ・カービーさんも良かった。ヴィジュアルの作りが印象に残る造り込み。「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」の時とはまた違った魅力があって良かった。一人二役の時も、中に別な人がいるようにしか思えなくて凄い。ガーディアンズオブギャラクシーファンとしてはきになる、ポム・クレメンティーフさんも役的にはよくわからないけど頑張ってて良かった。

数々のお楽しみを前作に期待させて、今作はここまで。
これって、トムのミッション:インポッシブルは最後かな?だとしらた冒頭のデリバリー少年は新シリーズへのイーサン引き継ぎ伏線だろうか。

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