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バイス(2018年製作の映画)

Vice
鑑賞:2020/11/30、記事公開:2020/12/2
監督・脚本:アダム・マッケイ

昨今の流行りでアメリカ大統領選挙がらみの政界話だったので鑑賞。

監督アダム・マッケイさんの作品はマネーショートしか見てないけど、ずいぶん楽しかったのかチーム引き継ぎっぽい。

内容は子ブッシュ政権下のチェイニー副大統領の話。

今作はマネーショートと違って戦争なんかも扱っているので、そこまでおふざけは無し。しかも、主人公暗いしあんま喋んない。何を考えてるかもあんまり明かさない人。と、実際にそういう人だったらしい。よくそんな人が主役の映画なんか撮ったなと思うけど、面白かった。不思議だ。

登場人物は皆さんアメリカでは有名人らしく、改めての誰が何という説明はほぼないので、アメリカの子ブッシュ政権の時間軸と閣僚メンツは把握してないと追いつけないと思う。
取り扱っていることが事実かは置いておいて方針としては民主党よりというか反ディックチェイニー。ただあまり露骨に悪者っぽくはしていないアプローチは面白い。家族があってうだつの上がらない時期があったり。保守を貶めようという意図は感じられないが、ジュニアは端からバカにしているように見える。そうゆう評価の人なんだろうか。

クリベイの次にクレジットされてたサムロックウェルがなかなか出てこないなーなんて思ってたら、子ブッシュ役で登場。出番は少ないけど、スッゴイ楽しそうだった。
クリベイは白髪になったあたりから、チェイニーさんにしか見えなくなってた。
キャストはみんな仕事人なせいか、誰かが喋っているだけで面白く見れるので、退屈はしなかった。
原作があるなら読みたい。

ナレーターのアイデアは凄く面白かった。イイ。

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