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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

ROSEMARY'S BABY
鑑賞:2020/11/12、記事公開:2020/11/13
監督・脚本:ロマン・ポランスキー

何となく鑑賞。

どんなだったかしらと再見。
初見時は割と退屈に思った作品だけど、今回は面白かった。
とにかく主演のミア・ファローが魅力的すぎる。美しく可愛く儚げ。
ミア・ファローの他の作品も追いかけたくなる。
そして旦那もグルだったことにようやく気づく。
前は寝ていたのだろうか(、そうかもしれない)。
ちなみに旦那役の人ジョン・カサヴェテスだったんですね。


タランティーノの「ワンスアポンアタイムインハリウッド」でもちょこっと(?)言及される本作。今はわからないけど、当時としてはかなりリアルなんじゃなかろうか。
それまでのホラーはユニバーサルのドラキュラとかフランケンシュタインみたいな物が主流だったと思う。怖い何かが襲ってくる。その怖いものの姿を色々と工夫して進化してきている。
そこに、大都会のアパートでの暮らし。身寄りのない状況で周囲を囲まれたらどうしようもないというのは結構斬新な切り口に見える。
ウィキによると、オカルトブームの先駆けとなる作品らしい。
なるほど。
以降「エクソシスト」や「オーメン」、「サスペリア」なんかに続く。
こうしてみると、オカルトは文化的背景が必要なのかキリスト教をバックグラウンドにした作品が多いように思える。

孤独な都会暮らしで親切にしてくれる人が善人ではなかった、というのは悪魔を他のものに置き換えてみるとわかりやすい。
マルチ勧誘とか宗教とか。
当時としては、自分が「北九州監禁殺人事件」を始めてウィキで読んだような衝撃があったのではないだろうか。

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