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もうほんとにスーパーマリオなヴィジュアルが楽しみな「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」見た

The Super Mario Bros. Movie / 2023年製作の映画
鑑賞:2023.5.8、記事公開:2023.5.9
監督:アーロン・ホーバス、マイケル・ジェレニック
脚本:マシュー・フォーゲル

イルミネーションファンだし、予告編はちゃんとスーパーマリオをやってるしで期待はマックス。すごく楽しそう。+絵的にも劇場向きなのは確実。いつも満席だったゴールデンウィーク明けの隙をついてチケット取れた。
ゲームは好きなので、やってない作品でも基本情報は知ってると思う。

※ ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

映画はとにかく楽しかった。
画面の作り込みがどこまでも凄い。ゲームファンが前提だろうけど、1画面の情報量は多い。
ストーリーはあって無いようなものかと思う。お話を飲み込んでいる余裕はなくついて行くので精一杯。ただそういう風に作っているとも思う。とにかく次から次へとやってくる面白い展開の繋ぎで、この作品の醍醐味は各ゲームの盛り上がりシーンが一気に楽しめる点。

キャラクターはやっぱりピーチ姫がダントツで良かった。頼り甲斐、責任感、気持ちの良い性格、身体能力、どう考えても主役はピーチだろうと言う完璧さ。声はアーニャテイラージョイだし完璧。キャラクラーは全体的にみんないい感じ。マリオの家族とかは意外だったけど、ちゃんとイタリア移民感が出てた。日本のゲームファンには微妙だろうけど笑えた。キノコ王国で悪の大王に攫われたピーチ姫を助け出すのが、マリオという名前の配管工の時点ですでにオカシイので映画チームのせいではないと思う。

映画としてはちょっといろいろ端折りすぎな気もする。ピーチ姫の子供の頃の話は、やるならちゃんとという気もするし、無くても問題ないんじゃない?という気もする。が、このチームが入れたんだからなんかしらの理由はあるんだろうと思う。かなりタイトな作りで、ドラマを掘り下げると「二」からNGを出されるという部分もあったかもしれない。などなど、気になる部分もあるけど、ゲーム原作の映画としては無邪気に楽しめる正解の映画だったと思う。
まだまだキャラクターは多いしワールドも多様なので、このピーチ姫が出るなら続編もぜひやっていただきたい。

かなり当たっているようなので、次々とお呼びはあるかと思うけどゼルダとかメトロイドはなにぶん別枠で。
関係ないけど、ハリウッドバジェットで実写映画化してほしいゲームは高クオリティCGの「クーロンズ・ゲート」、神目線「ポピュラス」、女神転生シリーズはクリーチャー盛りだくさんのものをシリーズ中どれでもいいから見てみたい。デビルサマナーシリーズでも可。スプラトゥーンも意外とティーン向け青春映画にはなりやすいかもしれない。
テトリスができるならソリティアでも。やりたくない仕事の締め切りが迫る中、やめられずに続ける「ソリティア」のあの神経がすり減るようなジリジリとした感覚を映画で見て共感したい。

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