まさか見れるとは思わなかったファンの訴えで実現した「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」見た
Zack Snyder's Justice League / 2021年
鑑賞:2021.7.4、記事公開:2021.7.5、改訂:2024.5.15
監督:ザック・スナイダー
長いけどせっかくだしザック・スナイダーとキャストは魅力的なので鑑賞。関連作は(たぶん)全て見てると思う。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
期待はしてなかったからか面白かった。というのはネタバレ?。
人によるけど、マン・オブ・スティールあたりからの独特な映画話法が盛り沢山でザック・スナイダー作品が好きな人なら見応えもあるし楽しめると思う。
ものすごく長いけど、だれずに楽しめた。前後編とかではなく一本になってたのはよかった気がする。今作はとにかくワンシーンワンシーンの絵の作り込みが凄い。アイデアもあるし本当にこの人の映画話法はビジュアルなんだと再認識。フラッシュの雷の動き一つとっても、シーンによって雷の動きが違ったり、アクアマンの海の中で空気の球を作るシーンで内側から水に手をつけるとか。作り込みまくった画面の連続はザック・スナイダー作品でしか味わえない映画的興奮がある。時間があったのか予算があったのかCGのクリティも上がってる。なので映像部分に関心が向かないともしかしたら恐ろしく間延びした退屈なものになるんじゃななかろうか。
ヒーローやアメコミにそれほどモチベーションはないので映画自体はいつものヒーローものとして見てた。
サイボーグの人は前作(オリジナル?)では何でいるのかわからなかったけど、今作ではいい感じの存在感で納得。お話の中心に絡む重要なポジションなのに何で彼のことは何も覚えてなかったんだろう。
ヘンリー・カヴィルが敵役と戦うシーンの圧倒的な感じは面白かった。スーパーマン強すぎて怖い。ローグワンの最後に出てきた黒い半病人くらい怖い。
個人的には3DCGクリーチャーとのパワー対戦よりは、ジェシー・アイゼンバーグのレックス・ルーサーが小癪に立ち回るようなものが見たいけど、このシリーズはそういう風にはならなさそう。だとしてもジェシー・アイゼンバーグはもっと見たい。
同じキャストの単体作品はいくつか成功してるし、ロバート・パティンソンのバットマンもあるし、今後はどうなるんだろう。アクアマンもジェームズ・ワンが監督なら見たいし、ワンダーウーマンも独特の世界観を持ちつつあるし何よりガル・ガドットが素敵すぎる。BIRDS OF PREYも楽しかったし、DC云々以前にジェームズ・ガンの監督作品なら何だって見たいスーサイド・スクワッド。
なんだかんだと見てしまいそうな今後のDCシリーズ。
マーベルの方はドラマも始まってもう追いかける自信がない。
filmarksでの評判を見てみると大好評。よかったよかった。
240分はそれなりに思い入れのある人しか見ないだろうから、思い入れ度合いで足切りはあるかも。
多くのファンの声があったとしても、すでに他人が仕上げた作品を撮り直すなんて、見比べられるし嫌だろうな。けど、見事プレッシャーをはねのけたザックスナイダーはさすが。
・単体DC見たよ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?