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サムネからして嫌な感じの期待が高まるアジアンホラー「呪詛」見た

咒/Incantation / 2022年製作の映画
鑑賞:2022.7.18 記事公開:2022.12.3
監督・脚本:ケヴィン・コー

タイミングがあって鑑賞。
サムネールはアジアホラーっぽい。前情報は無し。

映画は面白かった。終始緊張感があって大変良かった。怖い演出もちゃんと怖いし、タメと引っ張りの緊張感もある。
美術はちゃんと気持ち悪い。ネタの密度も高い。と意気込みと頑張りが伝わる。

狙いは「リング」で発明された“伝染する呪い”を一歩進めて、見ている人にも感染するような気持ち悪さ、だろう。
面白い仕掛けだと思う。文化圏である台湾の人は本当に嫌な気分になったのではないだろうか。
そのために、呪いそのもののルールはいまいちわかりずらかった。多分、台湾では明確にする必要もない文化的なものに根付いたものなのかもしれない。

映像は、劇中内カメラの映像がメインで臨場感を狙っているが、臨場感がある分今までなかっただれ目線かわからないカメラ映像が入ってくるとちょっと戸惑う。ただ、劇中内カメラルールを絶対守らなくてもいい内容だと思う。
手持ちカメラの割には酔わなかったので、いろいろ工夫してるんだろうか。

編集が時間軸をバンバン切っていくけど分からなくなることが無くてすごいなと思った。

ギミックやアイデアがいろいろあってお得に楽しめた。ネタの数ならジェームズワンよりも多かったかもしれない。

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